オリンパス 60mm F2.8 マクロは、50mmマクロさらに他メーカーのマクロレンズを凌駕している
オリンパス最強の写真愛好家ロビン・ウォンさんが自身のブログで、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro のレビューとサンプル画像を掲載しています。60mm F2.8 マクロは、フォーサーズの名レンズ 50mm F2.0 だけでなく、他メーカーのマクロレンズをも凌駕している可能性があると評価しています。
- 60mm F2.8 マクロをOM-D E-M5に装着し、エレクトロニックフラッシュ FL-36Rでフラッシュ撮影したRAWファイルをストレートでRAW現像している
- カメラの設定は、ISO200、シャッタースピードは1/60~1/125秒、絞りはF5.6~F14で撮影している
- マクロレンズは人の肉眼では見えないものを映し出してくれるのでシャープな描写は非常に重要になってくる
- 単刀直入にいうとこの60mm F2.8マクロは、非常にシャープな描写をしてくれる
- フォーサーズの名レンズ50mmマクロより勝っている印象だ
- ただしトンボや蝶の目など撮影してみると、モアレを確認出来る…50mm F2.0 マクロではモアレはほとんど発生しない
- このモアレはボディ内ソフト補正で解決できる問題だと思うが、オリンパスはソフト補正をしない方向性にあるようだ
- F8ぐらい絞ったあたりから回折現象が出てくる可能性がある…F11ぐらいで回折現象で幾分シャープさが薄れてくるようだ
- OM-D E-M5の5軸手ブレ補正機能は、三脚撮影が非現実的に思えるほどマクロ補正に効果的に働いているように感じる
- 間違いなくこの60mm F2.8は鮮明さにおいて、他メーカーのマクロレンズをも凌駕している可能性がある
- 50mm F2.0マクロのAFは焦点速度に関して問題があったが、この60mm F2.0 マクロはAF問題を解決していて、これはオリンパスユーザーにとっては大きな安心に繋がる
- フォーカスリミットスイッチはすごく便利な機能で、あらゆるシーンにおいてAF性能を最適化してくれる
- AFは速くて正確だが、個人的には1:1〜1:2の倍率においてはMFで撮影する方が好ましく感じる
- このレンズは185gで非常に軽くてOM-D E-M5の組み合わせだと非常にバランスが良くて快適
- Leicaマークを60mmマクロと50mmマクロで撮り比べてみたのだが、明らかに60mmマクロの方がシャープで詳細を写し出す描画、だが、F8以降は50mmマクロの方が60mmマクロより勝っている
- コントラストに関しては、60mmマクロの方がパンチのある描画
- 色味においては、50mmマクロが中立的なバランスの取れた色味に対して、60mmマクロは活気があり暖色傾向にある
- すべてを総合してみても60mm F2.8 マクロは、最も鮮明なマクロレンズの1本であることは明白だ
- 今後、プロ写真家が色んなマクロレンズと比較してもこの60mmマクロに軍配が上がるのを確信している
おぉ~ほぼ絶賛に近いレンズ・レビューになってしますね♪ しかも相変わらず昆虫マクロ撮影のサンプル画像が凄い! 個人的に以前彼がE-5と50mmマクロ撮影した、昆虫写真より解像感上がっている気がします。比べてみると、今回の60mmマクロの写真ってパンチがありますね。
どんな名レンズにも欠点(?)があるように、今回のレビューで定義されたのはモアレの件と、F8以上に絞ると回折現象が出易いということですね。
今までオリンパスのマイクロフォーサーズ・レンズのラインアップでマクロレンズがなかったですから、自分も含めて待ちわびていたユーザーも多いと思いますけど、開放あたりの描写は50mmマクロ以上で、しかも価格が5万以下ですから、買いのレンズではないでしょうか♪