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パナソニック Xレンズ 12-35mm F2.8 は、MFTにこだわるのなら意味のあるレンズ

DxOMark が、パナソニック Xレンズ LUMIX G X VARIO 12-35mm F2.8 ASPH. POWER O.I.S. のレビューとベンチマークを掲載しています。マイクロフォーサーズ ズームレンズの中で最高スコアの大口径標準ズームレンズだそうです。

 DxOMark のパナソニック 12-35mm F2.8 のベンチマーク

マイクロフォーサーズ規格初の大口径標準ズームレンズだけに、総合スコアが "17" でマイクロフォーサーズ ズームレンズの中で最高スコアを叩き出しているそうです。中でもシャープネスのスコアが秀でていて、オリンパス 12-50mm F3.5-6.3 と パナソニック 14-42mm F3.5-5.6 と比べると倍に近いシャープネス値を達成しているそうです。

ただし色収差が11µmと顕著に現れることをマイナスポイントと挙げています。F5.6までは光学的にこの2本の標準ズームレンズよりシャープネスは良好で、F8.0を超えてくると徐々に解像度の差が縮まってくるようです。周辺減光の制御も上手くいっているようでちょっと使ってみたくなるレンズに仕上がっているみたいですね。

オリンパスの単焦点レンズ 12mm F2.0 と 45mmF1.8 もスコアを比べていて、12-35mm F2.8 はこの単焦点レンズ2本の総合スコアには少し及ばないようですが、標準ズームレンズとしては検討しているのではないでしょうか。12-35mmを単焦点レンズに近い焦点距離で測定すると似たような数値が出るそうです。

12-35mm F2.8 の性格は、絞り切って撮影するよりもF5.6(もしくはF8.0)ぐらいまで比較的開放付近で使うのに向いているみたいで、何となく風景写真には向いていなさそうなニュアンスも書かれています。

マイクロフォーサーズシステムにこだわるのであれば、このハイグレード大口径ズームレンズを使う意味と価値があるのではないでしょうか♪ ただし価格が高いので、マイクロフォーサーズにこだわないのならAPS-Cカメラでより安価で同じレベルのレンズを購入できるとも書かれていています。

今年はオリンパスも大口径ズームレンズを発表すると噂されていますから、この12-35mm F2.8との対比も楽しみです。