パナソニック GX7 は、APS-C機並みのセンサー性能で洗練された使えるカメラ
DxOMarkが、パナソニック GX7のセンサースコアとレビューを掲載しています。パナソニック GX7は、前機種 GX1をあらゆる面で上回っていて、パナソニック GH3 や オリンパス OM-D E-M5 と同系統のセンサーを採用しているようです。
- パナソニック GX7は、改良された1600万画素センサーにティルト式の内蔵EVF、Wi-Fiも採用され、マグネシウム合金ボディの上品なレンジファインダースタイルのカメラである
- パナソニックとしては初のボディ内手振れ補正機構も採用されていている
- GX7は、すべての面で前機種 GX1を上回るカメラに仕上がっている
- 動画性能も Full HD 1080p AVCHD 60 fps をサポートしている
- センサーの総合スコアは "70 " で、ライバルのAPS-C センサー域に達しているミラーレス機と充分に対抗できる数値である
- 色深度 ( Color Depth) は 22.6bits で、ダイナミックレンジ ( dynamic range ) は 12.2 Evs 、ISO感度耐性 ( Low-Light ISO ) も 718 ISO とAPS-Cセンサーと大差ないスコアを叩き出しているのだ
- 数値的にはパナソニック GH3と酷似していて、おそらくGX7のセンサーは、新設計センサーというよりも、(GH3のセンサーをベースに)改良されたセンサーと思われる
- オリンパス PEN E-P5と比べてみると非常に似たスコアで、パナソニック GX7、パナソニック GH3、オリンパス PEN E-P5、オリンパス OM-D E-M5は同じセンサーを搭載していると思われる
- APS-Cセンサーを搭載したNEX-6と比べてみると、総合スコアで-1/3段分の差があるようだ
- 総合スコアもGX7とNEX-6は、8ポイントの差しかない
- 色深度も、NEX-7は " 23.7 bits " GX7は " 22.6 bits " と-2/3段分ぐらいの差なのだ
- ダイナミックレンジは1段分の差で、ISO高感度耐性はNEX-6と-1/2段分の差、PEN E-P5と-1/3段分の差である
- パナソニック GX7は、確かに魅力的な機種である
- ボディ内手振れ補正機構を搭載しているだけでなく、GX1では採用されていなったEVFも内蔵し、これまであった批判を見事に抑え込んでいる機種だからだ
- 競争力のある新1600万画素センサーも搭載され、上品(洒落た)で洗練され使えるカメラをユーザーは手にすることが可能になっている
GX1は内蔵EVFは採用されていない機種で、個人的にはオリンパス PEN 対抗機というイメージが強かったのです。そしてGX7で可動内蔵EVFが採用されて、噂の時点ではちょっとコンセプトが変わって変な機種に仕上がっていたらどうしよう…とちょっと心配したのですが、登場してきたGX7はこれまでパナソニックが市場投入してきたフォーサーズ/マイクロフォーサーズ機の中で一番カメラらしい(?)機種に仕上がっていてビックリ。
今回センサースコアが公開されてわけですが、パナソニック GH3、オリンパス OM-D E-M5、オリンパス PEN E-P5と非常に似たスコアで、どうやら同系統のセンサーを採用している可能性が高いようです。パナソニックはGH3もGX7も一切センサーメーカーを明かしていませんが、オリンパスはE-M5のセンサーはソニー製と認めていますから、GX7のセンサーもソニー製っぽい感じです。