DxOMarkが、パナソニック GH4 のセンサースコアを掲載
DxOMarkが、4Kに対応したパナソニック GH4のセンサースコアとレビューを掲載しています。総合スコアが " 74 " でマイクロフォーサーズ機 最高スコアを更新しています。
- 総合スコアは " 74 " で、APS-Cセンサー 最高スコアと比べるとやや少ない値であるが、現時点でフォーサーズの中で最高値を叩き出している
- 色深度は " 23.2 bits " と素晴らしく、ダイナミックレンジも " 12.8 Evs " と12 Evs台に乗り良いスコアなのだ
- 欠点があるとすれば、マイクロフォーサーズ規格の小型のセンサーだけに ( APS-C や フルサイズと比べて ) ISO高感度耐性が弱い傾向にあるが、パナソニックは地道にISO高感度耐性を向上させてきている
- オリンパス OM-D E-M1と比べてみると、実質的に同じ性能であることが分かる
- けれどもGH4は、1/3段 色識別が良好である
- 2400万画素 APS-C センサーを搭載したNEX-7とISO高感度耐性を比べると、差がはっきりしてくるし、NEX-7はまだまだ能力の高いカメラであることも分かる
- GH3が搭載しているセンサーは、革新的なマルチアスペクトセンサーを搭載してるGH2よりも1段分パフォーマンスを向上させたセンサーであるが、GH2からGH3に切り替わるまで2年もの差がある
- そしてGH3が登場した後わずか17ヶ月で登場してきたGH4は、わずかではあるが1/3段分向上しているのが分かる
- 元々GH3の色深度は優秀なのだが、GH4の色深度は " 0.5 bits " 向上している
- けれどもISO高感度耐性は、GH4の方がスコアが低いのだ
- GH4は、(4Kに対応し)さらにハイエンド・ムービー一眼として魅力を増したモデルである
- 4Kに対応し新たなユーザーを魅了すると思うが、(それ以前に) GH4は高品質な静止画を撮影出来るカメラでもあるのである
- センサー性能は、評価の高いオリンパス OM-D E-M1と同等で、APS-Cセンサーを搭載した対抗機にも競争力がある
- ソニー Eマウント フルサイズ機 α7Sが登場してくるが、当分の間は、この静止画と動画品質を両立したGH4は、動画/静止画 両ユーザーにとって強力な対抗機になると思われる
オリンパス OM-D E-M1に搭載されているセンサーはパナソニック製と言われていて、今回のパナソニック GH4のセンサースコアを見る限り、数値的には同じ世代のセンサーと言って良いのではないでしょうか。
今回GH4の目玉は4K対応にあるので、数値的にGH3と比べてみても大幅な向上は無いものの、順当進化しているセンサーのようです。GH3より若干ISO高感度耐性は落ちているものの、OM-D E-M1よりも向上している事が分かります。
4Kに関しては今後 パナソニック GH4 と ソニー α7S は色々比較されそうな予感。まあセンサーサイズは違いますけが…^^;