DxOMarkが、パナソニック LX100のセンサースコアを公開
DxOMarkが、パナソニックのフォーサーズコンパクト機 LX100のセンサースコアとレビューを掲載しています。マルチアスペクトセンサーを採用し有効画素数が1280万画素ですが、ここ最近のマイクロフォーサーズ機と大きな差はないようです。
- LX100の総合スコアは " 67 " で、総合ランクで118位、フォーサーズセンサーランキングで11位で、総合スコア " 74 " GH4より少し下に位置する順位となった
- 色深度は " 23.3 bits " で他のパナソニック マイクロフォーサーズ機と同等の値である
- ダイナミックレンジは " 12.5 Evs " で良いスコアを叩き出していて、GM5を上回る
- ISO高感度耐性は " 553 ISO " で、あまり良い数値ではなく全体的なパフォーマンスを抑制しているようである
- GM5とGX7と比べてみると、LX100は両機の中間に位置するセンサースコアであるが、ISO高感度耐性においては1/4段分の差を付けられている
- 低ISO時におけるダイナミックレンジと色感度は、このセンサーの強みである
- 同じ総合スコア " 67 " を叩き出している1インチセンサー搭載ソニー サイバーショット RX100 III と比べてみると、当然かもしれないが各項目ともに非常に近いスコアである事が分かる
- ソニーの1インチセンサーここまでのスコアを叩き出している事は驚きである
- キヤノン PowerShot G1 X Mark II と LX100 はマルチアスペクトセンサーを搭載していて、G1 X Mark IIは、ISO高感度耐性は優れているものの、ISO低感度時のスコアの伸びがイマヒトツなのである
- この3機種は、ISO800以降 差はほぼ無いと言って良い
- レンズがカバーする領域よりも大きいマルチアスペクトセンサーを採用することは、レンズのサイズとF値に利点がある
- その反面(有効画素数が少なくなり)とくにISO高感度耐性は低くなってしまうのだが、ソニー RX100 III や キヤノン PowerShot G1 X II と比べても大きな差がないのである
- あなたが(センサーサイズに)満足がいかないのであれば、より優れたセンサースコアのAPS-Cセンサー搭載のリコー GR や フルサイズセンサー搭載のソニー RX1/RX1Rがある
- RX1/RX1Rはプレミアム価格になってしまうけどね
ざっくり抜き出してみました。LX100はパナソニックにとってはGH2以来のマルチアスペクトセンサー搭載で、採用されているLEICA DC VARIO-SUMMILUX 24-75mm F1.7-2.8の光学性能も国内外で評価を受けているプレミアムコンパクト機になります。
各メーカーから様々なセンサーサイズが搭載されたプレミアムコンパクト機が登場しているので、ユーザーにとって選択肢が広がりつつあります。