ホーム > カメラニュース 2014 > パナソニックが、4Kから6K/8Kに進んでいく中でベストなセンサーサイズを選ぶとコメント

パナソニックが、4Kから6K/8Kに進んでいく中でベストなセンサーサイズを選ぶとコメント

デジカメWatchが、雑誌デジタルカメラマガジンに掲載されているパナソニック 技術総括担当 山根洋介氏 と 商品企画グループ グループマネージャーの前田将徳氏 インタビュー記事「8メーカー直撃! 2015年はどうなる? 168の質問」を再編集して掲載しています。

  • 現在、「Changing Photography」のスローガンの下で、デジタル時代の新たなテクノロジーを活用して、常に写真文化を意識した提案を行っています。
  • ミラーレス機は、ミラーショックがなく、高画素でもピクセルズレ(ブレ)が抑制されること加えて、ファインダーをのぞきながら動画が撮れることもメリットです。
  • ミラーレス機は、 一眼レフと同等性能であれば、さらなる小型化が可能であり、また一眼レフと同等サイズであれば、さらなる高性能化・高画質化が可能であると考えております。
  • ミラーレス機は、動画記録に対する親和性が一番高いと思っています。
  • 4Kフォトの画素数が静止画に比べて低いですが、8Kになると3,200万画素になって、動画と静止画の壁がなくなります。
  • 2020年のオリンピック頃には8Kになっているだろう。
  • 我々メーカーの使命は、現状に止まることなく、進化と革新を目指して取り組むことにあると考えております。
  • 現在8Kを視野に入れて取り組んでおりますので、撮像素子の解像度も今よりももっと上がっていくと思います。
  • 高速読出しができれば、動画のフレームレートアップ、ローリングシャッターの影響を軽減できる、連写コマ速をアップできるなど、いろいろな効果をだすことができるようになります。
  • 動画撮影機能は、すべてのカメラに必要な機能と考えております。
  • 動画を搭載することで一番大変なのは、開発陣にとって一番苦労するのは熱対策ですね。
  • 4Kから8Kの世界へ進んでいくと、8K、つまり3,000万画素超の高画素となっても解像できるような光学性能は確保していく必要があると思っています。
  • 今後さらに高画質な動画を記録するためにも、メモリーカードはさらなる高速記録および大容量の方向に進化していってほしいですね。
  • 4K動画(4Kフォト)も6K、8Kと進んでいきます。そのなかでベストバランスのセンサーサイズを選んでいこうと思っております。 現状ではそれがマイクロフォーサーズであると考えております。ただ、将来的にマイクロフォーサーズだけでいいのか? という点は、これからの課題になると考えています。
  • 4Kなどの高画素動画、タフなシーンでの撮影を考えると、レンズ側の手ブレ補正を中心に使用していただくことがいいと思っております。ただレンズだけでは補正しきれないブレもありますので、ボディ内手ブレ補正との組み合わせは今後考えていくことになるでしょう。

動画に関する箇所をピックアップしてみました。今後もパナソニックのマイクロフォーサーズ機は、動画機能が強化されていく事が伺える内容となっています。現時点では、マイクロフォーサーズがベストバランスとコメントしていますが、将来的に新たな規格が追加される可能性は否定していません。

このインタビュー・シリーズは写真家 田中希美男氏がインタビュアなのですが、大人の事情でパナソニックのインタビュー記事に関してはデジタルカメラマガジン編集部が聞き手になっており若干肌触りが違う内容となっています。

他にもセンサーサイズや画素数、中判カメラの可能性、交換レンズ、デジタル一眼レフ/ミラーレス機の方向性、将来的な機能に関する話なと盛りだくさんの内容が掲載されいます。