DxOMarkが、パナソニック LUMIX GH5 センサースコアを公開
DxOMarkが、パナソニックのマイクロフォーサーズ フラッグシップ機 LUMIX DC-GH5 センサースコアとレビューを掲載しました。画素数が1600万画素から2000万画素増加したもののノイズ耐性はGH4と同じレベルを維持し、同じ2000万画素センサーを搭載したGX8と比べるとダイナミックレンジと色感度はわずかに向上していると結論付けています。
- 総合スコア : 77ポイント
- 色深度 : 23.9bits
- ダイナミックレンジ : 13Evs
- ISO高感度耐性 : 807ISO
パナソニック GH5は2000万画素センサーを搭載し、おそらくパナソニック GX8やオリンパス OM-D E-M1 Mark IIといった他のハイエンド機と同じもしくは関連したセンサーを搭載していると冒頭で搭載センサーの立ち位置を解説しています。なので(マイクロ)フォーサーズセンサーの中でトップクラスのスコアを実現していても驚く事はないとのこと。
前機種であるGH4と比べると、1600万画素から2000万画素に画素数が引き上げられたところ以外はスコア的に大幅に向上していない模様。両センサーともに同等のノイズレベルであるが、GH5はすべてのISO感度でダイナミックレンジと色感度がわずかに向上しているとデータを分析しています。元記事には、ダイナミックレンジと色感度の比較グラフが掲載されていますが、画素数が増加したものの各スコアは落ちる事はなくわずかに上回っている事が確認できます。
同じ画素数であるパナソニック GX8とオリンパス OM-D E-M1 Mark IIと比べると、3つのセンサーすべてが同じセンサーもしくは類似センサーのように見えるが、オリンパスはカスタム・センサーを搭載している可能性があるそうです。オリンパスは少なくともISO感度耐性を向上させるべく、センサーを調整している可能性を指摘。GH5とGX8はわずかな差な模様。
この3機種を比較したダイナミックレンジと色深度のグラフが掲載されていますが、高ISOになるほどOM-D E-M1 Mark IIの方がダイナミックレンジと色深度の広がりがある事が確認できます。ただし数値では目立つが、日々の使用で(その差が)目立つ事はなく、この3機種はマイクロフォーサーズ技術の最先端のパフォーマンスを発揮するとフォーローも入れています。