パナソニック GH5/GH5S/G9 強化ファームウェアアップデートを公開
パナソニックが、強化ファームウェアアップデート「DC-GH5 Ver.2.3」「DC-GH5S Ver.1.1」「DC-G9 Ver.1.1」を公開しました。※2018年5月30日(水)にダウンロード可能 動画撮影時のAF追従性能の向上、L.モノクロームDの搭載などをはじめ機種に合わせた機能改善・強化ファームウェアとなっています。
DC-GH5 Ver.2.3
- 「L.モノクロームD」を搭載
- 「粒状」モードを搭載
- 「フォーカスリングロック」機能を追加
- WB/ISO/露出補正ボタンを「押している間」設定変更できる機能を追加
- カスタムメニューの「操作ロック設定」に、「ダイヤル」を追加
- 暗所での撮影時に、モニターに表示する被写体を確認しやすくする「ライブビューブースト」を追加
- 暗所での撮影時に、画面のまぶしさによって周囲が見えにくくなることを軽減する「ナイトモード」を追加
- セットアップメニューに、電源表示ランプ、WIRELESS接続ランプを消灯できるメニューを追加
- オートフォーカス性能の向上 ※動画記録中のAF追従性能を向上
- ボディ内手ブレ補正性能の改善
- 音声性能の向上
- 撮影時のFnボタン設定に、設定できる機能を追加
- RAW現像機能を使用中に、連写などグループ表示の中から画像を選択可能に
- WB設定中の画面に、ベクトルスコープを表示可能に
- Panasonic Image App と Bluetooth接続中に、スリープモードから復帰する時間を短縮
- 静止画撮影モードで、フォトスタイルの「709ライク」「V-LogL」「V-LogLビューアシスト」を使用可能に
- 再生モードで、「LUTモニター表示」「LUT HDMI表示」を使用可能に
- 再生時のFnボタン設定に、「LUTモニター表示」「LUT HDMI表示」「ナイトモード」を追加
- バッテリー残量表示アイコンを4マス表示に変更 ※1マスあたり約25%
以前からGH5/GH5Sの動画撮影時のAF追従性能を改善させるファームウェアアップデートがリリースされるのではないか?と噂されていましたが、機能改善にとどまらず思った以上に大規模な強化ファームウェアアップデートとなっています。特にGH5は顕著です。
DC-GH5S Ver.1.1
- 「L.モノクロームD」を搭載
- 「粒状」モードを搭載
- カスタムメニューに、フォーカスリング操作を無効にしてピント位置を固定する、「フォーカスリングロック」機能を追加
- WB/ISO/露出補正ボタンを「押している間」設定変更できる機能を追加
- カスタムメニューの「操作ロック設定」に、「ダイヤル」を追加
- オートフォーカス性能の向上 ※動画記録中のAF追従性能を向上
- 音声性能の向上
- 撮影時のFnボタン設定に、設定できる機能を追加
- RAW現像機能を使用中に、連写などグループ表示の中から画像を選択可能に
- WB設定中の画面に、ベクトルスコープを表示可能に
基本的にGH5と内容は同じですが、GH5よりも新しい機種なので項目は少なめ。共通の機能に関しては、GH5/GH5S共に同じように強化していく方向性が見て取れます。
DC-G9 Ver.1.1
- 「L.モノクロームD」を搭載
- 「粒状」モードを搭載
- 「フォーカスリングロック」機能を追加
- WB/ISO/露出補正ボタンを「押している間」設定変更できる機能を追加
- カスタムメニューの「操作ロック設定」に、「ダイヤル」を追加
- 暗所での撮影時に、モニターに表示する被写体を確認しやすくする「ライブビューブースト」を追加
- 「マニュアルフォーカスアシスト」の拡大倍率を最大20倍にアップ
- オートフォーカス性能の向上 ※動画記録中のAF追従性能を向上
- ボディ内手ブレ補正性能の改善
- 音声性能の向上
- ハイレゾモードの改善
スチルカメラとしてのフラッグシップ機的なポジションのG9ですが、静止画寄りの機能「マニュアルフォーカスアシスト」「ハイレゾモード」も強化された事が確認できます。今回の強化ファームウェアアップデートで、この3機種が富士フイルムの「X-Pro2」「X-T2」のように差分なく強化され続けていくような印象です。