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パナソニックが、TOF方式長距離画像センサを開発 視認性の悪い夜間で250m先の物体を検知

パナソニックが、視認性の悪い夜間で250m先の物体を検知可能なTOF方式長距離画像センサを開発した事を発表しました。車載用距離測定や暗闇での広域監視など様々な分野へ展開可能とのこと。

パナソニックが、TOF方式長距離画像センサ

パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、視認性が悪い夜間においても250m先にある物体までの距離情報を画像化する、アバランシェフォトダイオード(APD)画素を用いたTime of Flight(TOF)方式距離画像センサを開発しました。本センサは、車載用距離測定や暗闇での広域監視など、さまざまな分野へ展開可能です。

今回開発したTOF方式距離画像センサは、光が物体で反射して戻ってくるまでの飛行時間(TOF)を全画素で直接計測し、近距離から遠距離までの三次元距離画像を一括で取得します。入力信号を増幅するAPDを受光部に用いるとともに、微弱な入力信号を積算する演算回路を全画素に内蔵することで、250m先までの三次元距離画像化を可能としました。さらに、電子増倍部と電子蓄積部とを積層化、APD画素の小面積化により世界最高となる25万画素の集積化を実現※1。従来は困難であった三次元距離画像の長距離化と高解像度化との両立に成功しました。※プレスリリースより

パナソニックが、TOF方式長距離画像センサ

2018年6月20日ホノルルで開催される「2018 Symposia on VLSI Technology and Circuits」で発表すると告知していて、用途は " 産業 / 監視 / 車載センシングカメラ " を想定している模様です。一方ソニーは、2017年12月に ロボット / ドローン / VR(バーチャルリアリティ) / AR(拡張現実) MR (ミックスドリアリティ) 用途に " 裏面照射型Time of Flight方式距離画像センサー " を商品化しています。