パナソニック G9 センサースコア APS-Cと同等のダイナミックレンジ X-T2といい勝負
Photons to Photosが、パナソニック LUMIX DC-G9 センサースコアを掲載し競合機とダイナミックレンジが比較可能となっています。G9はAPS-C並みのダイナミックレンジを実現し、富士フイルム X-T2といい勝負をしている模様。
※スクリーンショットとリンク先のグラフの色が交互になっているところがあります。
まずはGH5と比較。本当はGH5Sと比較したいところですが、まだGH5Sセンサースコアはデータベースに登録されていません。同じ2000万画素ですが、静止画フラッグシップ機であるG9が全域でGH5を上回っている事が確認できるので、ベースは同じセンサーかもしれませんが何かしらカスタマイズが行われているのではないでしょうか。
パナソニック G9 vs オリンパス OM-D E-M1 Mark II
G9の直接的な競合機でありベンチマークにしたであろうオリンパス OM-D E-M1 Mark IIと比べると、ISO2000ぐらいまではほぼ同等で、やはり高感度域はオリンパス機の方が分がある模様。あとISO500~600あたりもオリンパス機の方が少し上回っています。
富士フイルム X-T2は、APS-Cセンサー搭載ミラーレス機の中でトップクラスのISO感度耐性を誇るXシリーズですが、G9が全域に渡って良い勝負をしている事が分かります。OM-D E-M1 Mark IIと並んでG9もAPS-C並みのダイナミックレンジを実現している模様。
現時点でEマウント APS-C 最上位モデルであるα6500と比べると、ややG9の方が上回っている印象。この事から見てもマイクロフォーサーズセンサーとAPS-Cセンサーに大きな差異がない事が伺えます。ただし今年は後継機である " α6700 (仮名) " に発表が噂されているので、新世代センサーが搭載される可能性が。
ニコンのDXフラッグシップ機 D500と比較すると、拡張ISO50を誇るD500はベースISO感度域のダイナミックレンジはG9より頭ひとつ出ている印象です。ISO200~300あたりはG9が盛り返しますが、それ以降はほぼ同等の動きであるある事が確認できます。
今のところキヤノンのAPS-C ミラーレス最上位モデルであるEOS M5と比較すると、このような結果に。最新機種であるEOS Kiss M (EOS M50)は、EOS M5とほぼ同等のスコアで同じセンサーが搭載されている可能性が高く、EOS M5と比べてみました。
ペンタックス KPのISO中感度領域のスコアの高さに驚かされます。ペンタックス KPにもメージセンサーが出力した信号を適切に処理し、画像処理エンジンに送ることでノイズを低減させ、解像感や高感度での色彩再現性を向上させるアクセラレーターユニットが搭載されていると言われています。