「Lマウントアライアンス」Q&Aページが興味深い 共同開発製品の可能性を否定せず
ライカ・パナソニック・シグマが " Lマウントアライアンス " を発表し話題になっていますが、Lマウントアライアンス公式サイト Q&Aページの内容が興味深く、いくつかピックアップしてみようかと。
共同開発される製品はあるか?
- 現在のところありませんが、今後開発される可能性はあります。
これがカメラボディになるのかレンズになるのかアクセサリー類になるのか分かりませんが、色々想像してしまいます。
共同開発される主要コンポーネントや技術プラットフォームはあるか?
- 現在のところありませんが、今後開発される可能性はあります。
- Lマウント規格がアライアンス内でさらに発展するには、主要コンポーネントと技術プラットフォーム(ハードウェア/ソフトウェア)を共同で開発していく必要があります。
- さらに、共同で使用している主要コンポーネント、各種技術、モジュールに関連する技術の開発を共同で行う可能性があります。
- また、Lマウントプロジェクト関連の開発協力の一環として、Lマウント アライアンスとは関係なく、各種研究・開発が行われます。
これも気になるQ&Aで、今のところありませんが、今後開発される可能性を残した答弁となっています。どこまで3社がLマウントを発展させていくのか技術的な共同開発がキーポイントになるかもしれません。
アライアンスには、ライセンスを取得していないメーカーも加盟できるか?
- いいえ、できません。
- ライカカメラAGがライセンスを付与したメーカーのみ、加盟できます。
- 今後、他メーカーが加盟する可能性はあります。
現時点でフルサイズミラーレス市場に参入していないオリンパスやリコー(ペンタックス)などもライセンスが付与され加盟する可能性を残しています。他の質問で答えていますが、Lマウント規格自体は非公開で、Lマウント アライアンスの加盟メーカーにのみ提供されるそうです。
各メーカー間で、製品の機能に関する制限はあるか?
- マウント規格では、製品はLマウント仕様で互換性があることが定められています。
- Lマウント仕様では、信頼性や画質などの重要なデータにまで、非常に広範囲に及び規定されています。
- ただし、メーカー内や製品ライン内でのコンポーネントのシステム互換を確保するなど、各メーカーで調整することができます。
- たとえば、Lマウント規格の一部ではない特別な機能を付加、改良することが可能です。
互換性を保ちながらもメーカー独自機能を搭載そして改良できる余地を残していて、同じLマウントカメラでも個性の違うカメラが登場してきそうな予感です。