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DxOMarkが、パナソニック LUMIX S1 センサースコアを公開 競合機と比較

DxOMarkが、パナソニックのLマウント フルサイズミラーレス機 LUMIX DC-S1 センサースコアとレビューを掲載しました。同クラスの競合機「ソニー α7 III」「ニコン Z6」「キヤノン EOS R」に肉薄し挑戦状を叩きつけるセンサースコアとなっています。

パナソニック LUMIX S1 センサースコア

パナソニック LUMIX S1 センサースコア

  • 総合スコア : 95ポイント
  • 色深度 : 25.2bits
  • ダイナミックレンジ : 14.5Evs
  • ISO高感度耐性 : 3333ISO

総合スコア歴代ランキング パナソニック S1 競合機の順位 ※2019年4月9日現在

  • ソニー α7 III … 11位
  • パナソニック LUMIX S1 … 12位
  • ニコン Z6 … 13位
  • キヤノン EOS R … 30位
  • ライカSL Typ 601 … 33位

総合スコア " 95ポイント " で、DxOMarkデータベース 総合スコア歴代ランキング 12位となるスコアとのこと。スコア的にオールラウンドな性能を発揮しているが、キーとなる強みは「色深度」にあり " 25.2bits " を叩き出し、この画素数のフルサイズセンサーとしては2位となるスコアであると解説しています。※1位とわずか1bit差 ニコン Z6

ダイナミクレンジは " 14.5Evs " を叩き出し非常に高い値で、同じ画素数のフルサイズセンサー ダイナミックレンジ 1位の「ソニー α7 III」とわずか0.2Evsの差であると評価。2400万画素センサーだけに高画素センサーと比べるとISO感度耐性も高く、素晴らしい色感度を実現し、ダイナミックレンジは広く、「パナソニック LUMIX S1」は幅広いジャンルの写真に有望であるように感じるとコメントしています。

裏面照射型(BSI)センサーを搭載する「ソニー α7 III」「ニコン Z6」と比べると、S1の画質は競合機に肉薄するスコアで、「S1」の2400万画素センサーは直接的な競合機と実質的に同じようなパフォーマンスを発揮すると掲載。

各項目のチャートは「パナソニック LUMIX S1」「キヤノン EOS R」「ソニー α7 III」と比較しています。

色深度・色感度
色感度は「α7 III」とほぼ同じで、特にベースISO感度はわずかですが「S1」の方が上回っている事が確認できます。ISO1600ぐらいまでは、数値的に「S1」が「α7 III」を上回る結果に。キヤノン EOS Rは、両機種と比べてみるとこの項目は弱く、グラデーション部分で差が出てくる模様。

ダイナミックレンジ
「S1」ISO100測定値が " 14.5stop (EV) " を記録し、このクラスのカメラのトップスコアとのこと。「α7 III」は、わずかに " 0.15 EV " 低い模様。実際に掲載されているダイナミックレンジ・チャートを見てみても両機種は良い勝負をしている事が確認できます。広いダイナミックレンジは、RAW現像してJpeg出力する時に露出の余裕があると利点も解説。

ISO感度耐性
「ソニー α7 III」「パナソニック S1」は実質的に同レベルでこのクラスをリードするISO感度耐性であると判断しています。「キヤノン EOS R」のISO感度耐性も評価していますが " 1/3stop (0.28EV) " ほど下回っている模様。

結論
パナソニックは、クラスをリードする新型2400万画素センサーを搭載しフルサイズ市場に参入する事になったと評価。「α7 III」搭載センサーと同等のスコアで、ダイナミックレンジにおいて ISO100 / ISO800~1600 辺りは「S1」にアドバンテージがあるとのこと。ノイズ耐性も高く、実績のあるAFシステム、ボディ内手ブレ補正機構、高速連写 9コマ/秒、影響力あるレンズメーカー(おそらくLマウント アライアンス)による比較的新しいレンズマウントを組み合わせる事であなたは高機能なカメラを得る事となり、有望なシステムの第一歩となると期待を寄せるコメントも。トップ3のカメラメーカー (ソニー/キヤノン/ニコン) に挑戦状を突き付ける事となると結論付けています。