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パナソニック S1 静止画・動画品質は素晴らしく優れた操作性を実現している

ePHOTOzineが、パナソニックのLマウント フルサイズミラーレス機 LUMIX S1 レビューとサンプル画像を掲載しました。ボディサイズ大きく高価格なエントリークラス ミラーレス機であるが、静止画・動画品質は素晴らしく、ハンドリングやメニューシステムは優れたカメラに仕上がっていると評価しています。

S1の長所

  • 2400万画素フルサイズセンサー
  • 9600万画素ハイレゾモード
  • 高品質 4K 60p/30p 動画撮影機能
  • アップデートされ使い易くなったメニューシステム
  • ボディ内手ブレ補正機構
  • SD + XQD カードスロット
  • 防塵防滴耐低温仕様
  • USB充電と給電に対応
  • 無制限動画記録 ※4K60pは30分制限あり
  • Lマウントアライアンスのメンバー

S1の短所

  • ボディサイズ
  • 価格
  • CINE4Kに非対応
  • パッケージにソフトウェアCDが付属しておらず、ネットからダウンロードする事になる
  • バッテリーライフが短い (省電力モードがない)

4.5星を獲得し " かなりお勧め機種 " に選出しています。「S1」は、素晴らしい画像品質、素晴らしい動画品質を実現し、ハンドリングも優れ、メニューシステムは使い易く、防塵防滴耐低温仕様であり、 96Mハイレゾモードなどの独自機能を搭載し、Lマウントアライアンスの恩恵もあり今後交換レンズの選択肢が増えていく事になると選出理由を挙げています。

ePHOTOzineは「S1」をエントリークラス フルサイズミラーレス機と位置付けている模様。2400万画素センサーを搭載しながらも「S1R」と同じボディを供給する事により、ニコン D850のようなデジタル一眼レフ サイズとなるとボディサイズに関しては否定的。しかし(このボディサイズのおかげで)、エルゴノミクスに優れたボディに仕上がっており、使い易いレイアウト・メニューシステム、大きく快適なグリップを評価。加えて静止画・動画に効果的なボディ内手ブレ補正機構もポイントとして挙げています。

交換レンズに関して、キヤノンやニコンのミラーレスシステムのように2~3年徐々にレンズが登場するのを待つ必要なく、Lマウントアライアンス(ライカ・パナソニック・シグマ)の協力により価格・選択肢の両面においてより多くの選択肢が提供される事も評価しています。

価格に関してはePHOTOzineは「S1」をエントリークラスと位置付けているので、競合機である「ニコン Z 6」「キヤノン EOS RP」と比べると高いと指摘。

(S1/S1Rは静止画コンセプトのフルサイズミラーレス機ですが)ePHOTOzineは、動画性能も高く評価。4K60p撮影が可能で、ディテール豊かで、ボディ内手ブレ補正効果など多くの機能が搭載され、 ソフトウェアアップグレードキーで動画性能を強化できる事を挙げています。動画だったら「S1」という感じでしょうか。

「S1」は、「ニコン Z 6」や「ソニー α7 III」のような " 裏面照射型(BSI)センサー " を搭載していない事を指摘。構造的にノイズパフォーマンスが同一ではないと言っているだけで、ノイズ耐性・画像品質・色再現性の優劣を言っている訳ではないとも語っています。

結論 : パナソニック LUMIX S1 は、素晴らしい画像品質・動画品質・各機能・操作性を実現し、タフな防塵防滴耐低温仕様、3軸チルト式モニター、高精細EVF(576万ドット)などを搭載し、ボディサイズは大きいが、他にもサイズが大きなカメラは多く存在し、一部の人々に好まれる事だろうと結論付けています。

ISO感度耐性は…

  • ISO6400 … ノイズが忍び寄る
  • ISO12800 … ディテールが少し飽和
  • ISO24800 … ノイズが増加しディテールもさらに失われていく
  • ISO51200 … ディテールの飽和はさらに進み、彩度が低下
  • ISO102400 … この設定は使用しない事をお勧めする
  • ISO204800 … この設定は避けた方が良い

ISO3200まで常用可能で、人によってISO6400もしくはISO12800までプッシュ可能である事が伺える結果となっています。裏面照射型(BIS)センサーを搭載する「Z 6」「α7 III」と比べると、ISO高感度時 特にISO25600時に差が出てくると解説。なのでかなり高感度時ではないと差がないのかもしれません。

加えて「EOS RP」と比較していて、ISO感度耐性に大きな違いはないが「S1」の画像は明らかにシャープネスが高いと解説しています。