パナソニック「S-R1635」「S-E70200」発表 強化ファームウェアアップデートも公開
パナソニックが、Lマウント Sシリーズ交換レンズ「LUMIX S PRO 16-35mm F4 | S-R1635」と「LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S. | S-E70200」を正式発表しました。加えてパナソニック LUMIX S1/S1R、GH5/GH5S/G9 強化ファームウェアアップデートもリリースしました。※2019年11月19日に公開予定。
LUMIX S PRO 16-35mm F4 | S-R1635
発売日・希望小売価格・月産台数
- 発売日 : 2019年12月25日
- 希望小売価格 : 190,000円+税
- 月産台数 : 200台
量販店 売り出し価格
- ヨドバシカメラ … 209,000円 (税込)
- マップカメラ … 188,100円 (税込)
- カメラのキタムラ … 188,100円 (税込)
- ビックカメラ … 209,000円 (税込)
基本スペック
- 品番 : S-R1635
- レンズ構成 : 9群12枚(非球面レンズ3枚、EDレンズ1枚、UHRレンズ1枚)
- マウント : ライカ Lマウント
- 画角 : W(f=16mm):107°~T(f=35mm):63°
- 光学式手ブレ補正 : Dual I.S.
- 焦点距離 : 16-35mm
- 小絞り値 : F22
- 開放絞り : F4.0
- 絞り形式 : 9枚羽根 円形虹彩絞り
- 最短撮影距離 : 25cm
- 最大撮影倍率 : 0.23倍
- フィルター径 : Φ77mm
- 防塵防滴-10℃耐低温仕様
- 最大径×長さ : Φ85.0mm×99.6mm
- 質量 : 500g (レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず)
レンズ構成図・MTFチャート
「周辺まで優れた解像力・美しいボケを両立した、超広角ズームレンズ」とアピールするライカ基準の光学性能を実現した超広角ズームレンズになります。輪線や口径食、二線ボケを抑えたなめらかで美しいボケ味を追求し、AF駆動は480fpsで高速高精度AFを実現しているとのこと。フォーカスクラッチ機構を搭載しており、最近採用するレンズが増えてきた気がします。パナソニックだけに動画撮影にも配慮した仕様になっている模様。
LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S. | S-E70200
発売日・希望小売価格・月産台数
- 発売日 : 2020年1月17日
- 希望小売価格 : 318,000円+税
- 月産台数 : 100台
量販店 売り出し価格
- ヨドバシカメラ … 349,800円 (税込)
- マップカメラ … 314,820円 (税込)
- カメラのキタムラ … 314,820円 (税込)
- ビックカメラ … 349,800円 (税込)
基本スペック
- 品番 : S-E70200
- レンズ構成 : 17群22枚(非球面レンズ1枚、EDレンズ3枚、UHRレンズ2枚)
- マウント : ライカ Lマウント
- 画角 : W(f=70mm):34°~T(f=200mm):12°
- 光学式手ブレ補正 : Dual I.S.2
- 焦点距離 : 70-200mm
- 最小絞り値 : F22
- 開放絞り : F2.8
- 絞り形式 : 11枚羽根 円形虹彩絞り
- 撮影可能範囲 : 95cm
- 最大撮影倍率 : 0.21倍
- フィルター径 : Φ82mm
- 防塵防滴-10℃耐低温仕様
- 最大径×長さ : Φ94.4mm×208.6mm
- 質量 : 1,570g (レンズフード、三脚座、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず)
レンズ構成図・MTFチャート
大三元レンズだけに「妥協なき描写力を追求したフラグシップ大口径望遠ズームレンズ」と銘打ってズーム全域の描画力と美しいボケ味を実現しているとのこと。こちらもライカ基準のレンズで、非球面レンズ1枚、EDレンズ3枚、UEDレンズ2枚を採用する事で各収差を制御しているそうです。UEDレンズは、蛍石に近い性能な模様。
口径食を抑えた美しいボケ味を実現し、DUAL I.S.2にも対応し7段分の手ブレ補正効果を発揮しているとのこと。こちらのAFも480fps駆動で、ダブルフォーカス(リニアモーターと超音波モーター)を採用する事により望遠ズームレンズでも高速高精細AFを実現している模様。ちなみにテレコンバーター「DMW-STC14」と「DMW-STC20」に対応しています。
LUMIX Sシリーズ / GH5 / GH5S / G9 強化ファームウェアアップデート
GH5
- 遠近の被写体、どちらを狙う場合も迷わない「AF-ON近側/遠側設定」に対応
- 細かなピント確認ができる「AF時ピーキング」に対応
- ライブビューブーストの表示モード改善(MODE1追加)
- ストロボ連携
- クリエイティブ動画モード時、ライブビュー中のAF動作に対応
- ホワイトバランスに「AWBw」を追加
- 測光モード「ハイライト重点測光」を追加
- 測光モードの基準露出レベルの調節が可能
- オートレビューの時間設定値に0.5秒を追加
- Mモード+ISOオート時の動作を改善
GH5S
- 動物の動きにしっかりフォーカスする「動物認識AF」に対応
- 遠近の被写体、どちらを狙う場合も迷わない「AF-ON近側/遠側設定」に対応
- 細かなピント確認ができる「AF時ピーキング」に対応
- ライブビューブーストの表示モード改善(MODE1追加)
- ストロボ連携
- 自動認識AFの主要被写体切り替えに対応
- クリエイティブ動画モード時、ライブビュー中のAF動作に対応
- ホワイトバランスに「AWBw」を追加
- 測光モード「ハイライト重点測光」を追加
- 測光モードの基準露出レベルの調節が可能
- オートレビューの時間設定値に0.5秒を追加
- Mモード+ISOオート時の動作を改善
- 動画撮影時における手ブレ補正の動作安定性向上
G9
- 動物の動きにしっかりフォーカスする「動物認識AF」に対応
- 遠近の被写体、どちらを狙う場合も迷わない「AF-ON近側/遠側設定」に対応
- 細かなピント確認ができる「AF時ピーキング」に対応
- 動画記録機能の大幅な向上 「4:2:2 10bit記録 4K/30p記録(MOV)、VFR、HLG動画、V-Log L(別売DMW-SFU1)」に対応
- ハイレゾモード時の動き補正に対応(MODE2追加)
- ライブビューブーストの表示モード改善(MODE1追加)
- ストロボ連携
- 自動認識AFの主要被写体切り替えに対応
- クリエイティブ動画モード時、ライブビュー中のAF動作に対応
- ホワイトバランスに「AWBw」を追加
- 測光モード「ハイライト重点測光」を追加
- 測光モードの基準露出レベルの調節が可能
- オートレビューの時間設定値に0.5秒を追加
- Mモード+ISOオート時の動作を改善
- 背面モニター消灯時の前後ダイヤル操作改善
- 動画撮影時における手ブレ補正の動作安定性向上
S1/S1R
- 「CF express TypeBカード」に対応
- Profoto社製コマンダー「Air Remote TTL-O/P」 「Profoto Connect-O/P」に対応
- SIGMA社製Lマウントレンズとの互換性を強化(Fnボタン設定に対応)
- SIGMA社製マウントアダプターMC21装着時の性能を改善(手ブレ補正の強化等)
- LUMIX S PRO 70-200mm F2.8使用時、レンズのFnボタン設定が可能
- 長秒撮影時の画質改善(DC-S1Rのみ)
- AFC設定時のAF+MF動作に対応
- クリエイティブ動画モード時、ライブビュー中のAF動作に対応
- ハイスピード動画における、動画露出設定(P/A/S/M)に応じたマニュアル露出設定に対応
- RAW現像時のRAW/JPEG振り分け記録に対応 ・ボタン押下時のみ絞りプレビュー
- オートレビューの時間設定値に0.5秒を追加
- iAモード時、フラッシュの[発光禁止]を追加
- Fn登録に、ボタン長押し時に「操作無効」となる項目を追加
- Fn登録に、ボタン押し中のみ絞り効果を確認できる設定項目を追加
- 静止画HDMI出力時の輝度レベル切り替えに対応
- Mモード+ISOオート時の動作を改善
- 背面モニター消灯時の前後ダイヤル操作改善
- 動画撮影時における手ブレ補正の動作安定性向上
どの機種も大幅に機能強化したファームウェアアップデートで、やはり「GH5」と「GH5S」「G9」は処理能力というか仕様に差があり「GH5」は " 動物認識AF " に対応していません。AF周りを強化している感じで、加えて操作性も向上させてきているので実際の使用感向上に期待。私自身「G9」ユーザーなので、今回の「G9」ファームウェアにはビックリ。GHシリーズと差別化していたと思われる動画機能も強化し、4K30p 4:2:2 10bit 内部記録に対応しました。※外部記録で4K60p 4:2:2 10bitにも対応
S1/S1Rは、CF express TypeBカードの対応、Profoto社製コマンダーの対応、レンズ・操作性関連のファームウェアが含まれています。