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雑談 : パナソニック S5 プロモーションムービーで少しイラっとしてしまった話

パナソニックが、LUMIX S5 プロモーションを兼ねた「LUMIX S5 CREATING WITH CREATORS​ digest」をYouTubeに公開したのですが、その中で出てくる文言(メッセージ)の1つに少しイラっとしてしまった話を少しだけ。ちなみに参加されているクリエイターさんに物申している訳ではありません。

最近ソニーやパナソニックは機材と制作を結び付けるべくその先にある作品 " 創造 " を前面に打ち出しつつあり、パナソニックはCP+2021オンラインに向けて " クリエイターにとってのLUMIX " を掲げLUMIXの魅力を伝える予定です。そして今回上記のプロモーションムービーが公開されたのですが、ある1つの文言に少しイラっとしてしましました。

Not Photographers, But Creators

Not Photographers, But Creators

映像自体は様々なジャンルのクリエイターとの共創で写真や動画の枠を超えた所にある創造を表現しているプロモーションムービーに仕上がっています。

冒頭の0:14秒あたりに登場する「Not Photographers, But Creators」。これは共創したクリエイターが写真家ではないけど合わさればこんな表現・創造できる意味だと思いますが、このメッセージだけ見た場合 写真を否定されたように捉えかねないよう気もします。ちなみに「Not Videographers, But Creators」という表現は並列で出てこないので、動画は最初から創造的であり、写真はその枠を超えない限りただの写真なの? パナソニックはクリエイターじゃないと創造できないの? と思わず過敏に感じてしまいました…ちょっと私疲れています…ただのいちゃもんです…^^;

一方ソニーの創造プロモーション動画

実はソニーも写真や映像などの枠を超えたところにある創造に挑むクリエイターを表現したプロモーションムービーを公開しています。個人的にソニーのプロモーションムービーの方が、自分の殻を破って一歩を踏み出し何か写真や動画で表現してしてみようという気持ちになるのですが、みなさんはどうでしょうか。

比べてみるとパナソニックのプロモーションムービーは、すでにクリエーターのポジションや、すでに何かを表現している立場のユーザーが見たら心地良いような印象に。パナソニックが欲しい層はここなのでしょうね。

時代は動画だけど、写真を軽く見られたくない気持ち

上記はライカが先日公開した日常で絶え間なく広げられる人生のアイロニーやドラマに目を向け、決定的瞬間を永遠の一枚に残すフォトグラファーを応援するプロモーションムービー。

自分は日常スナップメインで何かを表現している訳ではないですが、素人だけどそれなりにこだわりを持ちながら写真を撮っているので「Not Photographers, But Creators」の表現は好きではありません。単に自分にとってその表現が合わなかったという話なのでしょうね。

ちなみにパナソニックは静止画を軽く見ている訳ではなく、デジカメWatchのCP+2021記事で「写真と映像の枠を超え、クリエイターと共に新たな感動を届ける」と語っています。