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パナソニック 2020年度年間決算発表 カメラは販売を絞り込んでいた模様

パナソニックが、2020年度年間決算 (2020年4月~2021年3月) 発表を行いました。パナソニック全体で売上高 6兆6,988億円、営業利益 2,586億円となっています。カメラ事業はアプライアンスの一事業に過ぎないので詳細は分かりませんが、決算短信に気になる文言が掲載されていました。

決算短信

アプライアンスの売上高は、2兆4,944億円(前年比4%減)となりました。国内や中国でルームエアコン・冷蔵庫・洗濯機などが堅調に推移し、その他の地域も回復傾向にありましたが、上期における市況悪化の影響に加え、テレビやデジタルカメラの販売絞込みなども影響し、全体では減収となりました。営業利益については、減販損の影響を、固定費・拡売費削減などの効果によりカバーし、前年から増益の1,043億円となりました。

アプライアンス全体で見れば、売上高 2兆4,944億円 (前年比 96%)とわずかに売上高は下がったものの、営業利益 1,043億円 (前年比 187%) と大幅に増益した事が分かります。ただしテレビとデジタルカメラに関しては " 販売絞り込み " を行っていた模様。2020年上期はコロナの影響が大きく、特にカメラ市場は大きな打撃を受けました。

販売絞込みの意味?

  • 販売数自体を絞り込んでいた
  • 利益率の高い高級機種の販売に集中 (Lマウント Sシリーズ)
  • 米国や中国など売上が見込める地域に販売チャネルの絞り込み

販売絞り込みという表現だけで推測するしかないですが、上記のような事を指しているのかもしれません。

あと説明会資料の方もざっくり見たのですが、こちらはカメラに関して何も触れていませんでした。パナソニックの決算に関しては、カメラ関連で触れている事があればピックアップしていこうと思います。