パナソニック「LUMIX S 50mm F1.8」発表
パナソニックが、Lマウント フルサイズミラーレス対応 単焦点レンズ「LUMIX S 50mm F1.8 | S-S50」を正式発表しました。発売日は2021年6月25日(金)、希望小売価格は59,400円(税込)とのこと。
LUMIX S 50mm F1.8 基本スペック
- 品番 : S-S50
- レンズ構成 : 8群9枚(非球面レンズ3枚、EDレンズ1枚、UHRレンズ1枚)
- マウント : Lマウント
- 画角 : f=50mm:47°
- 焦点距離 : f=50mm
- 開放絞り : F1.8
- 最小絞り : F22
- 絞り形式 : 9枚羽根 円形虹彩絞り
- 最短撮影距離 : 45cm
- 最大撮影倍率 : 0.14倍
- フィルター径 : Φ67mm
- 防塵防滴 : ○
- サイズ : Φ73.6mm × 82.0mm
- 質量 : 300g (レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず)
- 動作環境(使用可能温度 / 湿度) : -10~40 ℃ / 10~80%
- 付属品 : レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ
LUMIX S 50mm F1.8 コンセプト
「LUMIX S 50mm F1.8」は「S 85mm F1.8」に続く2本目のF1.8単焦点シリーズになります。このシリーズの特徴は、サイズ Φ73.6mm × 82.0mm、フィルター径 Φ67mm、フォーカスリングの位置、AF/MF切替スイッチの位置を統一し、操作性と描画性能を統一しているところにあります。
小型軽量コンセプトの単焦点レンズで、もちろん動画撮影にも最適化した光学設計と鏡筒内部構造を採用しているところもポイントです。Lマウントアライアンスでは、防塵防滴が基本なのでこのレンズも防塵防滴-10℃耐低温仕様(※防塵防滴に配慮した設計) とのこと。小型軽量設計なのでジンバルやドローン用途への可能性も広がります。
モーターはリニアモーターを採用する事で、静止画・動画撮影ともに高速・高精度・静音AFを実現しているとのこと。ブリージング現象も輝度変化の大きいシーンでのパンニングも制御している模様。
レンズ構成図
レンズ構成は「LUMIX S 85mm F1.8」と同じ " 8群9枚 " ですが、特殊レンズの採用枚数に違いがあり、「85mm F1.8」はEDレンズ2枚だけですが、今回の「LUMIX S 50mm F1.8」は、非球面レンズ3枚、EDレンズ1枚、UHRレンズ1枚を採用しています。
非球面レンズで球面収差を抑制し、EDレンズで色収差を制御、UHRレンズで画面周辺まで優れた描写性能を発揮している模様。
MTF曲線
「S 50mm F1.8」と既存の「S 85mm F1.8」のMTF曲線を比べるとこんな感じに。10本/mm線を見る限り両レンズともに中央部付近のコントラストは高くヌケが良いレンズに仕上がっている事が伺えます。10本/mm線は、80%以上あれば優秀なレンズ、60%以上あれば満足できる画質が得られると言われています。
30本/mm線はシャープネスで100%に近いほどシャープで抜けのよいレンズになります。中央部付近のシャープネスは「S 50mm F1.8」の方が上回っている模様。プレスリリースを見ると " 美しいボケ味 " と表現しており興味津々。
小型軽量コンセプトで手軽に楽しめる焦点距離でお手頃価格のレンズだけに、実際どのくらいの光学性能を実現しているのか注目です。
サンプル画像
dpreview、ImagingResourceが、すでに独自サンプル画像を掲載。Explora (B&H公式ブログ) の方には、公式サンプル画像を掲載しながら発表記事を掲載しています。