ホーム > カメラニュース 2023 > パナソニック「有機CMOSセンサーを数年後に実用化したい 当社が実用化に近いポジション」

パナソニック「有機CMOSセンサーを数年後に実用化したい 当社が実用化に近いポジション」

MONOistが、パナソニック 有機CMOSセンサー 開発者インタビュー記事を掲載しました。パナソニックは有機CMOSセンサーを数年後には実現したいと考えており、競合メーカーよりもパナソニックが実用化に近いポジションにいると語っています。

元記事は有機CMOSセンサーがどのようなイメージセンサーなのか丁寧に説明しており、2ページ目に開発者の1人である西村佳壽子氏が以下のように語っています。

国内ではNHKやソニーが技術報告を行っており、海外でもサムスン電子やフランスのイゾルグ(Isorg)が開発に取り組むなど、次世代イメージセンサーとして有機CMOSイメージセンサーは注目されている。その中で実用化に近いポジションにあるのは当社だと自負している。顧客あってのことなので時期は言明できないが、開発サイドの思いとして数年後には実用化したいという思いはあり、そのための活動に注力している。※MONOist「パナソニックが開発をリードする有機CMOSイメージセンサーは何がすごいのか」より

有機CMOSセンサー実用化に近いポジションにいるのはパナソニック

有機CMOSセンサー開発における競合メーカーとして、NHK、ソニー、サムスン、イゾルグを挙げています。ちなみにイゾルグ社はフランスのメーカーで住友化学と2019年に有機CMOSイメージセンサー開発において提携する契約を結んでいます。

数年後には実用化したい

パナソニックは、ここ数年イベントで有機CMOSセンサーの展示を行ったりしていますが、数年後の実用化に期待したいところ。順調に開発が進めば、8Kカメラが一般的になる事には有機CMOSセンサーが搭載されている事になるのでしょうか。