パナソニックHD パナソニックを解散・再編へ テレビ事業は売却や縮小を検討
パナソニックは2月4日に決算発表を行い、グループ経営改革を示しました。白物家電や空調、照明を統括する事業会社「パナソニック」を2025年度中に解散し、複数の事業会社に分割することが柱となっています。日本経済新聞とテレ東BIZの報道記事を一緒に見てみましょう。
パナソニックHDは白物家電などを手掛ける事業会社「パナソニック」を2025年度中に解散し複数の事業会社に再編すると発表しました。また別の事業会社が手掛けている " テレビ事業 " については将来的に売却を選ぶ可能性を否定しませんでした。※YouTube テレ東BIZ : 「パナソニック」を解散・再編へ テレビ事業 売却否定せずより
テレ東BIZのニュース動画では、シンプルに今回のグループ経営改革の内容を伝えています。白物家電などを手掛ける事業会社「パナソニック」を2025年度中に解散そして再編、その中でテレビ事業に関しては何かしら決断を下す可能性がある事が伺えます。
白物家電と黒物家電を統合検討
日本経済新聞の記事では、パナソニックHDがどのように再編しようとしているのか詳細が掲載されています。
パナソニックHDの再編案によると、事業会社のパナソニックを白物家電を手掛ける「スマートライフ」(仮称)、空調などを手掛ける「空質空調・食品流通」(同)、照明を手掛ける「エレクトリックワークス」(同)の3社体制に見直す。
パナソニックHD傘下の事業会社は24年12月に売却した車載事業会社をのぞいて現在6社ある。再編案ではテレビやカメラを手掛ける黒物家電会社とスマートライフを統合することも検討している。再編案の分割と統合が実施されると、HD傘下の事業会社は7社に増える。※日本経済新聞 : パナソニックHD、テレビ事業「売却の覚悟あるが未定」より
日本経済新聞の記事はパナソニックHD 楠見雄規社がテレビ事業について「売却する覚悟はあるが、売却方針を決めたわけではない。」「現状、事業を買ってくれる企業はないと考えている。様々な手段で考えていく。」と語った事を掲載。日経はこの発言に対して " 将来的に事業売却を選ぶ可能性を否定しなかった " と表現しています。
記事中にある黒物家電会社はLUMIXカメラも手掛ける「パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション」の事を指します。家電関連事業に目を向けると、黒物家電会社と白物家電会社の統合も検討しており、テレビ事業は何らかの決断を下す可能性がある感じでしょうか。