ペンタックス K-5 IIs は、明瞭に画質の違いを感じることの出来るカメラ
ePHOTOzine が、ペンタックス K-5 IIs のレビューとサンプル画像を掲載しています。ペンタックス K-5 IIs は、ローパスレスで明瞭に画質の違いを感じることの出来るデジタル一眼レフで、モアレ問題とK-5 IIとの価格差が気になるくらいと評価しています。
- ペンタックス K-5 IIs は、ペンタックス K-5 IIからローパスフィルターを取り除いた機種である
- ローパスレスになることによって解像度が上がる大きな利点がある反面、シーンによってはモアレが発生する可能性もある弱点がある
- ボディ内手振れ補正は、3段分の効き目
- ソニー製の1600万画素センサーが採用されており、マグネシウム合金の防塵防滴ボディながらも比較的軽量なのだ
- 高速連射 7コマ/秒だし、ライブビューでHD動画撮影可能、デジタルフィルターも付いていて、ISO高感度耐性も良くてカラーノイズを抑えている
- SDカードのカバーが窮屈で使い難くて、今後の機種では改善を求める
- メニュー周りは、論理的かつ効率的で使い易い
- Jpeg連続撮影のおいてスペック上は30コマ撮影可能なのだが、実際は28コマで処理が遅れるようだ (RAW撮影ではスペック上は20コマだが、逆に21コマ撮影できた)
- 露出はK-5 IIと同じ傾向で0.0EVだとわずかに明るく感じるので、-0.3EVに露出を下げて常用するのもありである
- K-5 II と K-5 IIsの解像度の違いは驚くほど明らかで、細かい枝や人の髪の毛など美しく描画してくれる
- ポートレートでもディテール豊かで質感の高い写真を撮りきることが出来る
- ローパスフィルターが搭載されているK-5 IIで撮影しても充分シャープな画像が撮影できるのも確か
- モアレ問題なのだが、今回のテスト撮影中では問題になることはなかった
- 使用説明書にはモアレが出たときは、レンズをF8以上絞り込むと軽減する可能性があると書かれている
- ISO1600までは、非常に満足いくISO高感度耐性を持っている
- ISO3200から着実にノイズが増えていく印象
- ISO51200になるとシャープ感はかなり落ち、ノイズも著しく酷くなる
- ISO51200はディテールがほとんど無い状態であるが、記録撮影などの一定の目的では使い道があるかもしれない
- ホワイトバランスの各設定は、期待通り上手く機能する
- K-5 IIs は優秀なデジタル一眼レフであることは間違いない
- 露出の低いシーンでのAF精度も上がっていて、K-5など以前の機種からのアップグレードを視野に入れて良い
- ローパスレスで解像度の高い写真を撮影できるが、時としては三脚が必要になったり、それ相応のテクニックが必要になる場合もある
- K-5など以前の機種からのアップグレードを視野に入れて良い
- K-5 IIsで気になるところは、モアレ問題と価格のみ
このePHOTOzineのレビュー記事では5つ星満点を獲得しています。
K-5 IIsの大きな特徴はK-5 IIと比べてローパスフィルターが搭載されていない事ですが、両機ともソニーの1600万画素センサーが採用され、露出の低いシーンでのAFが進化していますから、この部分にどのくらいの価値を見出すかで評価は変わってくるかもしれませんね。海外のレビューサイトでは、K-5 II / K-5 IIsは軒並み高評価な印象です。
ePHOTOzineはこの他にも、 処理の速さ、ファインダー、シャッター音、RAW(DNG)ファイルなども長所に挙げてます。