DxOMarkが、ようやくペンタックス 645Z センサースコアを正式掲載
DxOMarkは、以前ペンタックス 645Z センサースコアを2015年に暫定的に掲載した事がありましたが、今回正式にセンサースコアとレビューを掲載しました。
ぺンタックス 645Z センサースコア
- 総合スコア : 101ポイント
- 色深度 : 26bits
- ダイナミックレンジ : 14.7Evs
- ISO高感度耐性 : 4505ISO
総合スコアは " 101ポイント " で、ハッセルブラッド X1D-50cに次ぐ2位で、色深度やダイナミックレンジのサブスコアも良好で非常に優れデータが豊富なので、画像補正時 ポスタリゼーションやバンディングの影響はないと高い評価をしています。中判センサーだけにISO感度耐性の高さも挙げています。
センサー総合チャート 1位 : ハッセルブラッド X1D と 3位 : ニコン D850 と比較していて、やはりニコン D850はセンサーサイズと画素数の影響で、ISO感度耐性に関しては中判カメラ 2機種に差を付けられている事が確認できます。
色深度に対してはチャートを見る限り僅かな差に感じますが、その差を詳細に解説しています。ダイナミックレンジも甲乙つけ難い差で、3機種ともに低ISO感度時 14EV以上のダイナミックレンジを実現し、ISO3200でも10EVを保持している事を評価しています。645ZのISO高感度時の色深度は、D850よりも約0.5EVほど有利である事も指摘。
スコア的にハッセルブラッド X1Dに匹敵するセンサースコアを実現していて、色深度・ダイナミックレンジ・ISO感度耐性は中判カメラが得意とするシーン(風景・ポートレート・商業写真など)に適していて、ディテール豊かで、ノイズが低く、滑らかな階調で撮影可能であり、中判カメラならではの撮影が楽しめそうな結論が掲載されています。
やはり見逃せないのがニコン D850のセンサースコアで、約1.7倍センサーサイズが違うにも関わらず中判センサーに負けていないスコアを叩き出しているので、ソニーがD850と同じ設計で中判センサーを製造したら、両中判カメラはさらにスコアが伸びる事だろうと推測しています。