ペンタックス K-1 Mark II ペンタックスファンであれば非常に優れたカメラ
ePHOTOzineが、リコーイメージング ペンタックス K-1 Mark II レビューとサンプル画像を掲載しました。画像品質は高く、ノイズ耐性もわずかに向上し、独自機能リアル・レゾリューション・システム II 手ぶれ補正モードが搭載されペンタックスファンであれば非常に優れたカメラであると評価しています。ただし初代K-1と比較すると、大幅な画像品質改善はなく、高速連写や測距点は据え置かれたままであると手厳しい意見も。
ペンタックス K-1 Mark IIの長所は…
- 色味が向上し、シャープでよりディテール豊かなリアル・レゾリューション・ システム II
- 素晴らしい画像を撮る事が可能
- 少し改善されたノイズ耐性
- ノイズリダクションの設定がカスタマイズ可能
- 5軸手ブレ補正機構 (ボディ内手ぶれ補正機構 SR II )
- 暗所での撮影をサポートするLED群 (レンズマウント上部、カードスロット・ケーブルスイッチ端子部、液晶モニター背面)
- 3.2インチ フレキシブルチルト式液晶モニター
- 防塵防滴-10℃耐低温仕様
- アストロトレーサー内蔵
- ローパスセレクター
- DNG もしくは PEF RAW フォーマット
ペンタックス K-1 Mark IIの短所は…
- 競合機よりも高速連写は遅い
- あなたのレンズのベストを引き出すには、微調整が必要になる事も
- オートホワイトバランスが、もう少し良ければ
- USB 3.0 / UHS-II より遅い規格の USB 2.0 / UHS-I を採用している
- 低照度時、フォーカスが遅くなる
- K-1よりも短いバッテリーライフ
4.5星を獲得し " かなりお勧め機種 " に選出しています。ペンタックス K-1 Mark IIは、優れたパフォーマンスを実現し、多くの独自機能を採用しながらもお買い得カメラに仕上がっていると選出理由を挙げています。
結論の項目ではやや厳しい意見が目立ち、独自機能を搭載しているが、市場は動きつつあり、競合機は高速連写機能を強化してきている事を指摘。画像品質に関しては評価はしているもののK-1と比較してわずかにノイズ耐性が向上したのみとしています。新開発のリアル・レゾリューション・システム II 手ぶれ補正モードを評価し、低照度シーンでAFは苦戦するがフォーカス性能は向上しているとのこと。
USB3.0を採用しUHS-IIカードをサポートしていれば高速連写性能やバッファが改善し、4Kにも対応すればビデオグラファーにも魅力的なカメラになっただろうと、最近の市場の動向と比較したような感想も掲載しています。ライブビューモード時のフォーカスは、比較的に遅いままの模様。
長所でピックアップしたポイントを解説し、加えてオールドレンズでも手ブレ補正機能を恩恵を受ける事が可能で、価格設定やアストロトレーサーを内蔵し天体写真に対応している事を高評価。初代K-1と比較して画像品質に関して大きな進化はしていない事を指摘してきましたが、画像品質と構造(フレキシブルチルト式液晶モニターなど)は好印象とのこと。
あなたがペンタックスファンであれば、K-1 Mark IIは非常に優れたカメラであると結論付けています。ペンタックスのフルサイズ機を探しているならば、このカメラと断言。すでに初代K-1を所有している場合、若干画像品質が改善し新機能が搭載されているが、アップグレードを正当化するには充分でないかもしれないとユーザーの立場によって見え方が違う事が伺えます。
ISO感度耐性は…
- ISO100~ISO3200 … ノイズレベルは低い
- ISO6400 … ノイズが忍び寄ってくる
- ISO12800 … 満足いくレベルであるが、ノイズがザラつき始める (フィルム的な時もある)
- ISO25600 … ノイズが強くなるのでRAWで撮影するか、画像を縮小したWeb上の使用で無い限りこれ以上の設定は使用しない事をお勧めする
- ISO51200 … 画像処理次第ではまだ使用可能な時があるかも
- ISO102400 … これ以降のノイズは非常に不快
- ISO409600 … これ以降はひどい画質で、あなたが私立探偵で暗闇の中を撮影しない限りこの設定を使用しようとは思わないだろう
…と判断しています。