ペンタックス K-3 II 後継機の外観はシルエットを見ただけで分かるぐらい変わっている
Mac Otakaraが、写真家 田中希美男氏 と 商品企画部 岩崎徹也氏によるCP+2019 リコーイメージング セミナーステージ映像「CP+2019:リコー、田中希美男と企画開発者が語るペンタックスとGRの内緒の話」をYouTubeに公開しました。
周辺音が大きく聞き取り難いので正確なところは実際の映像を観て判断してください。今後のカメラボディに関する興味深い話をピックアップしてみました。
K-3 II 後継機 (K-3 IIに代わるモデル)
- 現在は、APS-C フラッグシップモデルの開発をしている
- 外観はシルエットを見ただけで分かるぐらいに変わっている ※CP+2019でシルエットの公開を検討したものの取り止めた模様
- 中身は、K-3ユーザーが非常に満足するものなると思っている
- 今年の投入は難しい…再来年にはならない…なるべく早くお客様にお届けできたら…
「僕らの時間のサイクルとペンタックス開発陣の時間のサイクルが、だいぶ違う」と田中氏と指摘し、ペンタックス開発陣の時間のサイクルが凄くゆっくりしている事を明らかにしています。
K-1 II 後継機
- まだそれは先と思ってください
- (来年になる?という質問に対して) もう少し先
- まずはK-3 II 後継機をしっかり出す事
K-1 II 直系の後継機になるのか、少し下のモデルになるのか具体的な表現は避ける展開に。元々K-1のコンセプトは息の長い機種ですから、直系の後継機となるのかフルサイズラインアップが1機種増えるのか気になるところ。
ミラーレスの可能性は?
- 我々は、一眼レフの良さをちゃんと伝えていきたい
- (これからペンタックスがミラーレスをやろうと思うと大変ですよね?の質問に対して) 大変です
- 田中氏 : ペンタックスの内情を知っているから、ちょっと無理じゃないかな~と思う
2人のやり取りの中で可能性はゼロではないようですが、一からミラーレス用レンズ開発する必要性を指摘されると、Kマウントレンズを使えるようにする案を岩崎氏が出すのですが、田中氏は「好きにしてください(苦笑)」と一蹴。
今後の一眼レフはどうなる?
- より趣味のイメージが付き、より趣味に寄ったカメラになると思う
- 感性的なところに訴えるとか、当然ミラーレスにある機能は同じ様に使えるし、そこは進化していく
- 一眼レフは、やる(開発する)所はまだある
GR III について
- 防塵防滴仕様にしなかったのは、一番はサイズ
- スナップシュターとしての真の価値を見直した
- (28mm以外のレンズを採用しシリーズ化する予定は?) 非常にその声をいただいていて、検討はしている、可能はあると思う
- 手持ちリアル・レゾリューション機能追加は可能性としてはある ※田中氏が強引に聞き出した結果
GR IIIは、これまで通りファームウェアアップデートを行い強化していく事を明らかにており、田中氏はファームウェアアップデート計画リストを見たそうで、内容を引き出そうとしますが詳細を明らかにする事を避ける展開に。地味かもしれないが、使い勝手やメニューの構成を良くするアップデートなども検討中のようです。
KPのMark II化の可能性は? ※K-1のような基板交換サービス
- エンジンなどが良くなってくれば、そういう考え方もあるのかな~と思う
- KPよりもまずK-3 II 後継モデルの方が先
K-3 II 後継モデルに注力している事が伺え、K-1 II 後継機はその後である模様です。KPで基板交換サービスを行うのか、普通に後継機を出すのか…ビジネス的に見ればKPで基板交換サービスは行わない気もしなすが、リコーイメージングがどのような手を打ってくるのでしょうか。