HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AWは、クラスをリードするシャープネスを実現
dpreviewが、リコーイメージングのKマウント フルサイズ対応 新世代スターレンズ「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」レビューを掲載しました。シャープネスとボディ品質を高く評価し、マイナスポイントとしてサイズと重さ、軸上色収差を挙げています。
HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AWの長所
- F1.4時 本当に素晴らしいシャープネスを実現
- 実に見事な造りで、さらに防塵防滴仕様
- 比較的静かでスムーズなAFモーターを採用
- 一般的に良好なボケ味
- 歪曲はほとんど存在しない
- 周辺減光は目立つが、非常に良く制御されている
HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AWの短所
- 一定量を絞らないと軸上色収差が目立つ
- 現代的な50mm F1.4レンズにしては、重くかさばる
- 高価
- (電磁絞りを採用した)KAF4マウントで、対応していない昔のペンタックス デジタル一眼レフ(DSLR)がある
総合スコア 89%を獲得しシルバー・アワードに選出しています。すべてのF値フレーム全体でクラスをリードするシャープネスを実現していて、特に開放からF2.8までのシャープネスの高さをかなり評価しています。周辺部のパープルフリンジをはじめ、歪曲、倍率色収差なども高いレベルで制御している模様。マイナスポイントとして " サイズと重さ " と " 軸上色収差 " の2つを挙げています。
フルサイズ対応レンズラインアップが不足していて、ペンタキシアンのウィッシュリストに入れておくべきレンズであるとも解説。
結論
素晴らしいボディ品質と見事なシャープネスを実現しており、「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」はリコーイメージングの高画素デジタル一眼レフの理想的な相棒となるレンズであると評価。有利な条件では美しく滑らかなボケ味を実現しているが、全体的な性能は軸上収差によってわずかに損なわれる事も指摘しています。シーンによってはこの軸上収差が邪魔になる事があるそうです。
向いている撮影・被写体
- 低照度でコントラストが低いシーンにおける絞り開放ポートレート撮影
- このレンズのシャープネスと滑らかなボケ味は本当に抜きん出いている
向いていない撮影・被写体
- コントラストの高い被写体を絞り開放~中ぐらいで撮影する時
- (一定の量を絞り込まないと)軸上収差が邪魔になる事がある
「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」は2018年7月に発売されたレンズで、多くのK-1/K-1 Mark II ユーザさんは購入済みかもしれません。