リコー「ミラーレスに移行した一部のユーザーは、デジタル一眼レフに戻ってくる」
dpreviewが、CP+2019 リコー インタビュー記事を掲載しました。新製品「GR III」「Theta Z1」を中心したインタビュー記事ですが、デジタル一眼レフ&レンズに関する質問にも答えています。
長いインタビュー記事で、元記事は掲載されたばかりですがインタビュー自体は数ヶ月前になるので、個人的に興味深かったポイントのみピックアップしました。
ペンタックス デジタル一眼レフ(DLSR)、GRやWGなどのコンパクト機、Thetaシリーズなど幅広い製品をラインアップしていますが、他にも需要があるニッチな分野もしくはこれらの4つの分野において成長の余地はありますか?
- この上には " 645Z " が存在する
- なので我々は、十分な複数のフォーマットを構築しており、現在これらのカテゴリーの製品を開発中である
メーカーによるデジタル一眼レフからミラーレスへの移行を多く目にしますが、デジタル一眼レフに適した写真スタイルはまだあると思いますか?
- 現在ミラーレス、特にフルサイズにおいて動きがある
- 多くのユーザーが、フルサイズミラーレスという新しいカテゴリーに興味津々である
- ミラーレス自体 利点があり、ユーザーにも魅力的なポイントがある
- ミラーレスは、EVF越しでシャッターボタンを押す前に(どのような画像が撮れるか)確認可能である
- しかし一方でデジタル一眼レフは独自な利点があり、光学ファインダー越しの美しい画像が楽しめ、その後に様々な設定で撮影可能である
- デジタル一眼レフユーザーは、(一連の動作で得られる)結果を想像しながら撮影できるのです
- 私は、ミラーレス機を購入した一部のユーザーはデジタル一眼レフに戻ってくると思う ※imagineと表現しているので心に描いているといった感じでしょうか
- 開発に関して様々な研究・調査を行ってきたが、我々は " デジタル一眼レフ " と " ミラーレス " 双方に魅力があると考えている
- 2~3年後にミラーレス機を購入した一部のユーザーが、一眼レフに戻ってくる、もしくは両方のシステムを使用する事になると思う
- 両システムは、それぞれ魅力があるからです
645Zについてライフサイクルが長い事は分かりますが、このシリーズの計画はまだ続いているのでしょうか?
- もちろん
- 我々は、645Zシリーズの開発を継続していく
- このシステムのより高い写真品質を追求していく、というのはユーザーの画像品質への高い期待があるから
- ※このコメントはレンズに向けられたものなのか、センサーの画素数に向けられたものなのか不明
あと「GR III」に関して他の焦点距離のレンズを採用した姉妹機の可能性の質問には、現時点で28mmレンズしか製造していないとのこと。このカメラの重要な事は、GRと見なされるのに十分でコンパクトな高速なカメラである必要があり、他の焦点距離でそれを達成できるとすれば、それは面白いともコメントしています。
編集後記が注目で「ミラーレスの新鮮味が薄れた後にデジタル一眼レフが復活する可能性があると示唆しているのをリコー担当者から聞いて本当にガッカリした。」と掲載しています。