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リコーGR IIIは、使い込むほど恋に落ちるフォトグラファー・カメラ

Amateur Photographerが、リコー GR III レビューを掲載しました。全方位なカメラでないが大型センサー搭載コンパクト機で撮影を好むユーザーにとって見逃せない機種であり、使い込むほど気に入るカメラであると評価しています。

画質
APS-Cセンサーと新GRレンズの組み合わせによる画像品質を高く評価。特にレンズのシャープネスを高く評価していて、測光システムも評価し撮影時 露出補正をする必要がほとんどなかったと語っています。

ISO感度耐性
ISO3200まで常用可能でISO6400でもプッシュ可能とのこと。ISO感度別の100%等倍画像が掲載されていますが、ISO3200あたりからノイズ感があるような印象です。センサーはローパスフィルターレス仕様なので解像度が高く、こちらもISO感度別 RAW 線画像を掲載し比較可能となっています。

ハンドリング
マグネシウム合金のコンパクトボディは安心感を与え、ラバーグリップ、シンプルなコントール類のレイアウトを概ね評価。コンパクトに仕上げる意図は理解できるが、レンズ周りに富士フイルム XF10のようなコントロールリングがあった方が実用的ではないか?という提案も。あとフラッシュを内蔵していない事も解説しています。

RX100のようなポップアップ式EVFやオプションでEVFを用意していない事を指摘。タッチパネルに関しては、解像度が前機種と据え置きで、降雨時に撮影し背面モニタに水滴が付着するとタッチパネルの感度が落ちる報告も。バッテリーライフが短いので、サブのバッテリーは1~2個ぐらい用意しておく事勧めています。

AFシステム
AFパフォーマンスが向上し、ボディ内手ブレ補正機構(SR)を搭載している事も評価。しかし低照度シーンのAFパフォーマンスは低下する模様。※ちなみにリコーイメージングは、2019年4月23日に " 暗所・低コントラスト時のAF性能改善 " ファームウェアアップデート Ver.1.10をリリースしています。

結論
GR IIIは、少しニッチなカメラで、欠点がない訳ではないが、大型センサー搭載コンパクト機で素晴らしい写真を撮影する事を好むフォトグラファーにとって見逃せないカメラであると評価。あなたが使えば使うほど、恋に落ちていくカメラであると結論付けています。