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HD PENTAX-D FA★85mmF1.4ED SDM AW 発表 2本目の次世代スターレンズ

リコーイメージングが、 大口径中望遠レンズ「HD PENTAX-D FA★85mmF1.4ED SDM AW」を正式発表しました。発売日は2020年6月26日(金)を予定し、希望小売価格は280,000円+税となっています。各量販店 売り出し価格もチェックしてみました。

HD PENTAX-D FA★85mmF1.4ED SDM AW

HD PENTAX-D FA★85mmF1.4ED SDM AW 基本スペック

  • 焦点距離 : 85mm / APS-C 135mm
  • 開放絞り :F1.4
  • 最小絞り : F16
  • レンズ構成 : 10群12枚
  • 画角 (対角) : 28.5° / APS-C 19°
  • マウント : KAF4
  • 最短撮影距離 : 85cm
  • 最大撮影倍率 : 0.12倍
  • フィルター径 : 82mm
  • 光量調節方式 : 電磁絞り 完全自動絞り
  • 絞り羽根枚数 : 9枚 円形絞り (85mm:F1.4-F2.8 )
  • 絞りリング : なし
  • 三脚座 : なし
  • レンズフード : PH-RBG82 (付属)
  • レンズキャップ : O-LC82 (付属)
  • レンズケース : S130-160 (付属)
  • 最大径x長さ : 95mm x 123.5mm
  • 質量 : 1255g (フード付:1355g)

「HD PENTAX-D FA★85mmF1.4ED SDM AW」は、「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」に続く次世代スターレンズになります。スターレンズだけに中心部から周辺部までシャープでクリアな高い描写力を実現しているとのこと。F1.4の85mmレンズだけにポートレート用途で活躍しそうですが、プレスリリースでなだらかにボケていくボケ味の美しさも特長に挙げています。

レンズ構成図

価格

レンズ構成は10群12枚。スーパーEDガラス3枚を使用し色収差を抑え、ガラスモールド非球面レンズ1枚を採用する事で球面収差・コマ収差・像面湾曲なども良好に補正しているそうです。最新の光学技術を採用する事で中心から周辺部まで絞り開放からクリアでコントラストの高い、優れた描写性能を実現している事をアピール。製品ページで " 極限まで諸収差を低減した、卓越した描写性能の大口径中望遠レンズ " であると謳っています。

幾何光学的MTF曲線

MTF曲線

幾何光学的MTFは、理論値的なMTF曲線になります。あとSDM(リング型超音波モーター)は、50mm F1.4と同じではなく、1.3倍高いトルクを実現したSDMを採用しているとのこと。50mm F1.4の最新コーティング「エアロ・ブライト・コーティングII」は採用せずHDコーティングのみとなっていますが、ゴーストの低減をレンズ構成で解決する事に力を入れて開発した模様。製造時に光学系内の一部を動かして1本1本、球面収差の調整を行っている事をスペシャルサイトで明らかにしています。

波動光学的MTF曲線

MTF曲線

波動光学的MTFは、光の波動的性質を考慮したMTF曲線で、こちらは実際に撮影したデータに近い値になります。どちらのMTFを掲載しているのかどうかでメーカーの姿勢も見えてくるのではないでしょうか。スペシャルサイトの方に開発現場の声を掲載したページがあり、 どのようなこだわりや想いがあり開発したのか詳細を語っています。

量販店売り出し価格情報 ※希望小売価格 280,000円+税

  • リコーイメージング公式ストア … 248,000円(税込)
  • ヨドバシカメラ … 248,000円(税込)
  • マップカメラ … 223,201円(税込)
  • カメラのキタムラ … 223,200円(税込)

すでに予約受付中で2020年6月26日(金)の発売を予定しています。6月下旬、今以上に動き回れる状態になる事を期待。個人的に3~5月は、なかなか写真を撮りに行けなくてストレス溜まってます。10万円の特別定額給付金をカメラ&レンズ資金に回すのも良いかもしれません。