「GR III HDF / GR IIIx HDF」発表 新たなフィルターの可能性や展開を検討していく
本日3月28日は富士フイルム「X100VI」国内発売日ですが、同日リコーイメージングが特別モデル「RICOH GR III HDF / RICOH GR IIIx HDF」を発表しました。新開発 " HDF(Highlight Diffusion Filter) " 内蔵し、柔らかな写真表現が可能となっています。
「RICOH GR III HDF / RICOH GR IIIx HDF」の国内発売日は2024年4月12日。すでに国内では本日3月28日から予約受付を開始していますが、この2機種はリコーイメージング公式ECショップのみの取り扱い限定商品となっているの注意が必要です。(リコーイメージングストア / RICOH GRストア楽天市場店 / RICOH GRストアYahoo!店 / RICOH GRストアAmazon)
- RICOH GR III HDF … 146,600円
- RICOH GR IIIx HDF … 152,600円
上記はリコーイメージングストア価格(税込)になります。
ソフトフィルター「HDF」とは
HDFは " Highlight Diffusion Filter " の略でリコーが長年培ってきたインクジェット（IJ）プリンティング技術を用いて開発したソフトフィルター（光をにじませて、写真の雰囲気をソフトにするフィルター）とのこと。リコーの光学技術とIJプリンティング技術を融合し、IJによる薄型光学フィルター製造技術を開発することで、HDFの開発に成功した模様。
カメラ光学系内に搭載可能な薄型軽量のフィルターとなっており、光を強調する事によりソフトな表現かつフィルム写真や映画のような情緒的な写真表現が可能になるそうです。FnボタンでHDFのON/OFFが可能。
新たなフィルターの可能性や展開を検討していく
今回のHDF技術ページを見てみると興味深いことが掲載されています。
リコーが創業以来、長きにわたり取り組んできた「光学技術」と「印刷技術」を融合させることによって、デジタルカメラ内で機能する印刷技術という新たな発想と挑戦に取り組みました。 この取り組みを活かし、カメラや写真の文化と歴史に貢献できる、新たなフィルターの可能性や展開を検討していきます。※デジタルカメラ内で“機能する”インクジェットプリンティング技術より
今後もさらなるフィルター絡みの展開が期待できそうなメッセージが掲載されています。これはGRの領域だけなのか、PENTAXにまで及ぶのか気になるところ。
これ以降はデジカメライフ雑談になります。
本日3月28日は競合カメラである富士フイルム「X100VI」の国内発売日。たまたま「RICOH GR III HDF / RICOH GR IIIx HDF」の発表日が重なったかのか、狙って発表したのか気になるところ。
気になる事がもう1つあり、去年の12月にリコーが公開した動画でGRIIIのデザインを担当した稲葉氏がジェスチャーしていた新型GRは今回の「RICOH GR III HDF / RICOH GR IIIx HDF」なのか、そう遠くない未来の次世代GRなのか色々想像してしまいます。