ホーム > カメラニュース 2013 > シグマ 120-300mm F2.8 DG OS HSM は、全域でシャープな光学性能

シグマ 120-300mm F2.8 DG OS HSM は、全域でシャープな光学性能

ePHOTOzine が、シグマ Sportsライン望遠ズームレンズ 120-300mm F2.8 DG OS HSM のレビューとサンプル画像を掲載しています。120-300mは全域でシャープな描画で超望遠単焦点レンズ以外の選択肢になり得ると評価しています。

シグマ 120-300mm F2.8 DG OS HSM で撮影したサンプル画像
  • この2.5倍ズームレンズはF2.8通しの大口径望遠ズームレンズでレンズ内手振れ補正機構が採用されている
  • このレンズは、Sportsラインに属し、70-200mmのレンズに1.4倍のテレコンバーター装着した焦点距離になるのも興味深い
  • このレンズは3kg以上あり決して軽量なレンズではないのだ
  • …が、形状的に短い時間であれば手持ち撮影が可能ですある
  • HSMモーターの恩恵でAFは迅速かつ正確でマニュアルフォーカスのフィーリングも良好
  • 最短撮影距離は、焦点距離によって150-250cmの差がある
  • 手振れ補正機構は4段分の効きで、1/20秒でも撮影可能だ
  • 120mm開放で中央部分は優れた解像感を保持してF5.6~F8まで絞ると端から端までシャープになる
  • 180mmは、F4~F8まで絞れば端から端までシャープになる
  • 300mmになると全体のシャープ感が落ちるがまだまだ常用可能なレベルでF4とF8でピークを迎える
  • 色収差は非常に良く制御されていて、フリンジもズーム全域において低い値である
  • 歪みはとても穏やかで肉眼で判別するのは難しいレベルで、1200mmでわずかに0.0225%の樽形歪み、300mmで0.959%のピンクッション歪みなのだ
  • 外観以外の基本的な光学性能はリニューアル前の旧レンズとほぼ同じなので、旧レンズを選択する手もある
  • レンズ性能自体は、ニコンやキヤノンの超望遠単焦点レンズと比べると同等の光学性能では無いが、ズームレンズによる柔軟性に単焦点レンズに迫る光学性能で選択肢のひとつにして良いレンズである

四つ星半でお勧めレンズの評価になっています。しかも短所に挙げているのが、" 最短撮影距離は、焦点距離によって150-250cmの差がある " のみだけとなっています。あと価格の優位性も長所に挙げているようです。

シグマのオフィシャルサイトを見てみると、" 蛍石と同等の性能を誇るFLD(“F” Low Dispersion)ガラス2枚と、SLD(Special Low Dispersion)ガラス1枚の採用により、色収差を極限まで補正。サジタルコマフレアの補正にも配慮し、周辺部の点光源のにじみを軽減、単焦点レンズに匹敵する高画質を実現しました。" となっていています。