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シグマ 18-35mm F1.8 DC HSM は、最高のAPS-Cフォーマットズームレンズ

DxOMark が、シグマのAPS-C用大口径標準ズームレンズ SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM のスコアとレビューを掲載しています。18-35mm F1.8は、もはや単焦点レンズを選択する必要を感じさせないレンズだと評価しています。

DxOMarkのシグマ 18-35mm F1.8 DC HSM のスコア
DxOMarkのシグマ 18-35mm F1.8 DC HSM のスコア
  • フルサイズ用 35mm F1.4の大成功の後にシグマが市場投入してきたのが、このAPS-C用大口径ズームレンズ 18-35mm F1.8 DC HSMである
  • 一見フルサイズ用のレンズに見えるが、APS-C用に開発されたArtレンズで、光学的にキヤノンやニコンレンズに対抗するレンズである
  • 総合スコアは " 25 " で優れた光学性能を発揮している
  • 18mm開放でコーナーまで解像度が高く、35mmでは周辺の解像度が少し落ちるが、その差は5%に過ぎない
  • 歪曲、倍率色収差、周辺減光も非常に良くコントロールされている
  • 光透過率も素晴らしく、F1.8であることを実感させてくれるし、写真家や映像作家は魅力的に感じることだろう
  • スコアを見るとシグマはこの手のズームレンズで最高のレンズを手に入れたことが分かる
  • DxOMarkのスコア上では、フルサイズ対応 キヤノン EF24-70mm F2.8 L II USM(総合スコア : 20ポイント) と タムロン SP 24-70mm F2.8 Di VC USD(総合スコア : 19ポイント) よりも上回るスコアを叩き出している
  • 解像度(Sharpness)で比べてみてもタムロン SP 70-200mm F2.8 Di VC USD と シグマ 50-150mm F2.8 EX DC APO OS HSM と同じ " 15 " ポイント叩き出して同率1位を獲得している
  • 高品質の単焦点レンズはまだ必要だろうか? EOS Kiss X7iでテストしているのだが、APS-Cセンサーを搭載したカメラだとフルサイズ対応レンズを活かし切ることができないのだ
  • なのでAPS-Cセンサーに最適化されているシグマ 18-35mm F1.8は、明らかにツァイスレンズよりもAPS-Cフォーマットに適しているレンズと言える
  • キヤノン EF24mm F1.4L II USMと比べてみても同じことが言える
  • シグマの35mm F1.4と比べてみてもスコア的に18-35mm F1.8の方が上回っている
  • シグマ 18-35mm F1.8 DC HSMは傑出した光学性能を発揮するレンズといえる
  • レンズ内手振れ補正が搭載されていなかったり、ズームレンズとしての幅が18-35mmと短く、好き嫌いが出るかもしれないが、799ドルのレンズでシグマが新たに示した新機軸のレンズである
  • もはやズームレンズと単焦点レンズそれぞれ揃える必要がないことを意味しているのではないだろうか

これまで国内外のカメラ系サイトでシグマ 18-35mm F1.8は高評価を受けていますが、今回DxOMarkのテストでも数値的に良いスコアを叩き出しているようです。

18-35mm F1.8はAPS-C用レンズで、比較したフルサイズ対応レンズもEOS Kiss X7iでテストされていますので、APS-C専用に開発された18-35mm F2.8はスコア的に光学性能を引き出しているのが分かる結果で、今後このズームレンズが新たなベンチマークとなりそうな予感です。