ソニーとキヤノンの次世代センサーが、シグマ Foveon センサーを脅かす?
Sigma Rumorsが、ソニーとキヤノンがベイヤー配列方式センサーからの脱却を図るべく特許出願が精力的に行われていて、将来的にシグマ Foveonセンサーを脅かすセンサーが登場してくるかもしれないと思考を掲載しています。
- 特許というものは、その技術がどの方向に向かっているか見定めるには良い指針なのである
- 2013年末 現時点で、RGB ベイヤー配列方式からの脱却しようとしているその姿が、特許から見て取れる
- この数ヶ月、キヤノン(1件)とソニー(2件)が、多層センサーもしくは非ベイヤー配列のセンサーを含むセンサー技術の特許を出願している
- ソニーの2件の特許は、富士フイルム X-Trans センサーをさらに進化させたセンサーに仕上がる可能性がある
- キヤノンのアプローチは、シグマが使用し続けているFoveonテクノロジーに似てなくは無い
- これらの特許技術が実際製品に採用されると、シグマは他社に遅れず充分に対抗できるように、革新的な開発を迫られることになる
- シグマは、色々なマウントにレンズを供給しているが、(差別化を図るべく)フルサイズ Foveon センサー搭載というような、魅力的なパッケージを作り上げてくると思われる
- 可能性は低いが、画期的な機能であるのは確かである
センサーを設計/製造しているメーカーはすでに次世代センサーに関する色々な特許を出願し続けていますが、元記事はニコンとソニーの特許に焦点を当てて記事にしています。すでに富士フイルムとパナソニックが " 有機センサー " の共同開発を発表していますし、ソニーの次世代センサーも富士フイルム/パナソニックの有機センサーも2015年の登場が期待されています。
次世代センサーが出揃った時、Foveonセンサーの伸び代がどのくらいあるのか気になるところです。シグマも開発は続けていると思われますから、シグマの次なる一手にも期待です。