CP+ シグマ 山木社長 dp Quattro センサーのプレゼン動画が登場
Mac Otakaraが、CP+ 2014 2日目にシグマブース ステージで行われた山木社長のよる dp Quattro センサーの基調講演動画をYou Tubeに公開しています。Foveonセンサーとは、新Quattroセンサーとの違いとは、そしてdp2 Quattroで撮影されたサンプル画像少し登場します。
- Quattroセンサーは、解像力は一般的なセンサー解像度でいうと3900万画素センサー相当
- 今回のQuattroセンサーの総解像度は2940万画素だが、(一般的なCFAセンサーベースで見ると)実際の解像度が3900万画素になっているのがポイント (これまでは、総解像度よりも実際の解像度の数値は下回っていた)
- これは決してベイヤーに日和ったわけではない
- ベイヤーセンサーで、RGBの緑の割合が多いのは、人間の瞳は緑色に一番高い感度を持ってるので、緑→赤→青 : 50% 25% 25% の割合のカラーフィルターを採用している
- Quattroセンサーは従来と同じ3層構造であるが、1:1:1から1:1:4構造に変更している
- 1:1:4構造にしたのは、「データサイズの抑えるため」「データ処理時間の高速化 半分以下になっている」「省電力」「ISO高感度耐性 現時点で1段分改善 さらなる仕上げでもう少し良くなるかも」
- 維持したことは、「質感表現 Foveon Look」「解像力 マイクロディテール」
- Foveonセンサーは実はこれまで純粋なRGBではなかった
- 1:1:4でも色解像度は落ちない 描画エンジンTRUE IIIで処理するが補完はしていない
- DP2 Mの解像度は3150本に対してDP2 Qの解像度は3650本
- Quattro技術によって、より高解像度センサー、より大型センサーと夢の中判カメラなど突き進めるようになった
- dp1 Q レンズは新設計 レンズとセンサーは同等に重要
- しっかり両手でホールドして撮影出来るカメラがdp Qコンセプト
- 最初は違和感あるかもしれないは、使えば使うほど手に馴染む
- ボディサイズが大きいと言われるが、3900万画素相当の高解像度カメラであり、それに対応するシステムが組み込まれていて、アナログ・フロント・エンド チップ4枚、前段処理の画像処理チップ1枚 /後段処理の画像処理チップ1枚 、C社の1Dなんとかとほぼ同じDDR3 2GB / DDR3 4GB メモリチップが2枚ずつ搭載されている
- このボディデザインは、機能主義のカタマリである
Quattroセンサー中心ですが、dp Quattro シリーズのカタチが見えてくるような基調講演だったように思います。自分もCP+に行ったのですが、色々なカメラをハンズオンするねく並んだりしていると、各メーカーブースのイベントを見逃していて、映像公開に感謝です。
この中でシグマの夢は、「8 x 10 (エイト・バイ・テン : 大判カメラのひとつ)で撮ったような写真を撮れる(小型な)カメラが夢」と語っていて、このQuattroセンサーでより画素数アップ、センサーサイズアップへの道が開けたと語っていて、2014年は無理でも今後登場するであろう SD1 Quatro (?) 、以前から期待されているフルサイズ機への可能性が広がったのではないでしょうか。