シグマ dp1 Quattro は、画質に価値を見出すカメラ
ePHOTOzineが、シグマ dp1 Quattro のレビューとサンプル画像を掲載しています。ISO感度耐性はそれ程高くないがFoveonセンサーならではのピクセルレベルのディテールを実現した画像品質で、デザインが気に入ったユーザーや、これまでのDPシリーズ・ユーザーにとって価値を見出せるカメラであると評価しています。
シグマ dp1 Quattroの長所は…
- 高速連写 4.5コマ/秒 (LOWサイズ) ※HIGHサイズは3.5コマ/秒
- QSメニューの使いやすさ
- バッテリーが2個付属
- かなり改善されたホワイトバランス
- ピクセルレベルのディテールの素晴らしさ
- 色再現性がかなり良好
- これまでのシグマ機と比べるとノイズ耐性が向上している
- 2軸の電子水準器
シグマ dp1 Quattroの短所は…
- 動画撮影機能が非搭載
- 自動パノラマ撮影モードが非搭載
- Sigma Photo Pro 6 RAWファイルの現像処理速度が遅い
- Jpegにおける色収差とカラーモード
- シャッターレスポンスはクイックだが、フォーカスはスローなので、スローテンポの撮影になる
- ISO800でノイズレベルが強くなる
3.5星評価で、Foveonセンサーのピクセルレベルの画像品質は評価していますが、RAWファイルサイズの大きさや、処理速度の面のマイナスポイントを挙げていて大容量メモリーカードの使用を勧めています。ボディサイズも何となく否定的なレビューになっていて、一般的なコンパクトカメラとして見た場合のスタンスのレビューな印象。
ISO感度においてはISO400までの使用を推奨していて、デザインが気に入ったユーザーや、以前のDPシリーズユーザーにとって画質的に価値あるカメラであると総評しています。