シグマ ArtレンズはEOS 5Dsを充分に解像してくれる模様 超広角ズーム対抗レンズも計画?
DpreviewがCP+ 2015で行われたシグマ 山木社長インタビュー記事を掲載しています。シグマのレンズ・クオリティの話を中心に、キヤノン EOS 5Ds / EOS 5Ds R と Artレンズの話や、EF11-24mm F4L USM 対抗レンズの計画を示唆するようなコメントも見受けられます。
最近のレンズ開発において、カメラの高画素化に最適化する事が大きな課題であるとコメントしていて、その流れの中でシグマ Artレンズが、5000万画素センサーを搭載したキヤノン EOS 5Ds / EOS 5Ds R にきっちりディテールを描画してくれるのか?という質問になり、" そう思っているし、新型 24mm F1.4 DG HSM は、市場においてこの焦点距離のレンズの中で最高のレンズに仕上がっていると確信している " とコメントされているようです。
キヤノンが超広角ズームレンズ EF11-24mm F4L USM を市場投入しましたが、シグマがフルサイズ対応 超広角ズーム(対抗)レンズの可能性を質問していて、" 参入する必要性があり、我々は超広角ズームの先駆者でもあり、キヤノンは弊社の超広角レンズの上を行く焦点距離のレンズを開発しただけに、このラインのレンズをリフレッシュする必要性がある " と対抗レンズの可能性を示唆しています。
24-105mm F4 DG OS HSMが世界中で品薄でネット上で " 販売中止されたのではないか? " とささやかれた事もありましたが、シグマサイドが想定していた以上の需要があったようで、完売してしまい、再生産するのに4ヶ月掛かるようです。※先日春先に出荷が再開される情報(噂)も登場しています。比較的に生産数が少ないレンズは、3~4ヶ月に1回単位で生産されるようです。
ユーザーのArtレンズラインアップの要望に関した質問もあり " 24-70mm F2.8の要望が一番高く、マクロレンズ、(12-24mmのような)超広角ズームレンズの要望もある " と明らかにしています。あとレンズ開発の優先順的なこともコメントしていて、" デジタル一眼レフ用 レンズ(ニコン・キヤノン用) → ミラーレス用レンズ → ソニー FEレンズ " の順で、やはりシグマの主要顧客はデジタル一眼レフ ユーザーが占めている事が伺えます。この質問の前に FEレンズ開発の質問があり、現時点でFEレンズの優先順位が一番下である事も分かります。
この他にもレンズ戦略や、レンズ開発における技術革新、dp0 Quattroをはじめとするカメラ事業の話もされていて、濃い内容のインタビュー記事になっているようです。