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シグマ sd Quattro H が、フルサイズではなくAPS-Hなのはユーザーのため

Imaging-Resourceが、シグマ 山木社長インタビュー記事を掲載しています。シグマ sd Quattro H には " フルサイズセンサー " ではなく " APS-H センサー " が搭載されていますが、Foveonセンサーがフルサイズなるとデータ量が膨大になり、処理速度も遅くなるため、ユーザー(顧客)にとってASP-Hサイズが良いサイズであると判断したとコメントしています。

sd Quattro / sd Quattro H は、これまでSAマウント/SAレンズを愛用していたユーザーをサポートするべくそのまま使えるようにSAマウントが採用された模様です。一眼レフではなくミラーレス機になりましたが、その理由の一つに " ミラーショックがない " 事を挙げています。

sd Quattroの発売は初夏を予定していて、sd Quattro Hの発売は秋ぐらいになりそうな感じな模様。 sd Quattroが動画に対応していないのは、Foveonセンサーが三層構造のためデーターサイズが一般的なセンサーと比べるとデータ量が2~3倍膨れ上がり、超高速で読み出しに対応しないと難しい模様。実際に対応させるとなると画素数など何かしら犠牲にする必要性が出てくるそうです。

今回 18-35mm F1.8 DC HSM に続き " 50-100mm F1.8 DC HSM " を発表しましたが、このシリーズをさらに展開しようと考えているとのこと。静止画だけでなく " スーパー35mm " などの動画撮影にも視野を入れたレンズのようです。

Eマウント/マイクロフォーサーズ用レンズ 30mm F1.4 DC DN が発売されましたが、両マウントで展開されるのは数を売ることでコストを下げる事が目的だそうです。マイクロフォーサーズ専用レンズだと市場的に難しいようで、記者に質問に「そうですね。」とコメントしています。

かなりざっくり抜き出してみましたが、コントラストAF/位相差AFの話しなど興味深いインタビュー記事となっています。