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シグマ 50-100mm F1.8 DC HSM は、模範となる大口径中望遠ズームレンズ

ePHOTOzineが、シグマのAPS-C用大口径中望遠ズームレンズ 50-100mm F1.8 DC HSM | Art のレビューとサンプル画像を掲載しました。50-100mm F1.8は、シャープネスがかなり高く、F1.8通しを実現し模範となる中望遠ズームレンズであると評価しています。

50-100mm F1.8 DC HSM | Artの長所は…

  • 卓越した解像感(シャープネス)
  • 歪曲が低いレベルに制御されている
  • 色収差も良く制御されている
  • フレア耐性の高さ
  • 気持ちの良いボケ味
  • 高速静音AF
  • エルゴノミックデザイン(人間工学的デザイン)の良さ

50-100mm F1.8 DC HSM | Artの短所は…

  • 防塵防滴仕様ではない
  • (F1.8大口径ゆえに)ピントがシビア
  • 手ブレ補正機構が採用されていない
  • 重い

4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出されています。(中望遠ズームレンズとして)模範となるパフォーマンスとF1.8とかなり明るいF値を実現しているところを選出理由に挙げています。

価格的にも直接的にも競合レンズは見当たらず、模範になるようなArtレンズらしい光学性能を実現し価格相応とのこと。限られたズーム域で重いレンズであるが、ズーム全域シャープネスが高く、歪曲や色収差は制御され、F1.8を実現し、使用する喜びを覚える素敵なレンズであると評価しています。

掲載されている50mm/70mm/100mm MTFチャートを見ると、F4もしくはF5.6あたりでピークを迎えますが、全体的にF1.8開放時から中央部分はかなりシャープネスが高く、F16でも優れた値を叩き出しているそうです。※レビュー記事には、50mm/70mm/85mm/100mm 各焦点距離における詳細が掲載されています。

歪曲は、50mm時 -0.788% 樽型歪曲、70mm時 +0.441% 糸巻き型歪曲、85mm時 +0.964% 糸巻き型歪曲、100mm時 +1.25% 糸巻き型歪曲で、(中望遠ズームレンズとして)かなり制御されている模様。素晴らしい結果であるとコメントしています。フレアは極端な逆光シーンで影響をわずか受けたものの、基本的に問題ないそうです。