ホーム > カメラニュース 2016 > シグマ 30mm F1.4 DC DN は、羊の皮を被った狼

シグマ 30mm F1.4 DC DN は、羊の皮を被った狼

ePHOTOzineが、シグマのミラーレス用大口径単焦点レンズ 30mm F1.4 DC DN | Contemporary のレビューとサンプル画像を掲載しました。控えめな価格設定ながらもパフォーマンスが高いレンズで " 羊の皮を被った狼 " と表現しています。

30mm F1.4 DC DN の長所は…

  • 卓越したシャープネス
  • よく制御された色収差
  • フレアは発生しない
  • 高速かつ正確なAF
  • 優れた価格設定

30mm F1.4 DC DN の短所は…

  • 防塵防滴仕様ではない
  • 樽型歪曲がある

5つ星を獲得し選出理由に30mm F1.4は、コンパクトながらも大口径かつパフォーマンスも高く、価格設定も素晴らしいパッケージである事を挙げています。30mm F1.4は " 羊の皮を被った狼 " と表現し、価格設定を考慮に入れなくても最高に素晴らしいレンズであると結論付け、この控えめな価格設定はボーナスであるとコメントしています。※5つ星を獲得していますが、マークは4つ星 お勧めレンズになっているので、今後修正が入るかもしれません。

テスト撮影はα7R II APS-Cモードで行い、MTFチャートを見る限りF1.4開放から中央部のシャープネスは高く、F2.8で中央部・周辺部ともにピークを迎える模様。ePHOTOzine的に中央部のF2~F5.6の評価がかなり高く、F16まで絞り込んでも優れたスコアの模様。

中央部分の色収差は制御され、周辺部は高コントラスト時目立つ時があるようですが、実際に問題になる事は稀で、画像編集ソフトで補正可能とのこと。長所には含まれていませんが、ボケ味の評価も高い記述も確認できます。

このレンズの最大の弱点は歪曲で、-2.95%の樽型歪曲があり、建築物撮影の場合は常に画像編集ソフトで補正が必要かもしれないそうです。