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シグマ 70mm F2.8 DG MACRO 適正価格で素晴らしい万能マクロレンズ

ePHOTOzineが、シグマのカミソリマクロ 70mm F2.8 DG MACRO | Art レビューとサンプル画像を掲載しました。シャープネス・ボケ味・色収差・歪曲・フレア耐性・ボケ味すべて高評価で、マクロレンズとしてだけでなく一般的な単焦点の代替レンズにもなると評価しています。

70mm F2.8 DG MACROの長所は…

  • 素晴らしいシャープネス
  • 非常に良く制御した色収差(CA)
  • 歪曲なし
  • 役に立つ倍率マーキング
  • フレア耐性
  • 素敵なスムーズなボケ味

70mm F2.8 DG MACROの短所は…

  • AFはもっと速くなるのでは
  • 防塵防滴仕様ではない ※簡易防塵防滴機構

4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出しています。適正価格で素晴らしい万能マクロレンズに仕上がっているポイントを選出理由に挙げています。

70mm F2.8 MACROは非常に素晴らしい画質を実現し、造りもしっかりしたマクロレンズに仕上がっているとのこと。ただしAF速度はやや遅いと印象を述べています。テスト撮影に使用した機種は、キヤノン EOS 5Ds R。

70mmという焦点距離はフルサイズ機にとって良い落しどころで、キヤノン APS-Cカメラだと35mm換算 : 112mm相当の焦点距離になってしまい、APS-Cユーザーが同じような焦点距離を使用したければ、50mmマクロの方が良い選択かもしれないとフルサイズ機とAPS-C機で使用する違いを解説。

このシグマの新レンズ 70mm F2.8 DG MACRO | Artは、ハンドリングと品質の面で必要なモノをすべて実装していて、一般的な焦点距離の代替レンズとしても価値があると結論付けています。

MTFチャートを掲載していて…

  • 中央部 … F2.8~F4まで非常に良好、F5.6~F11まで素晴らしく、F16で非常に良好、F22は回折現象でソフト描写になる
  • 周辺部 … F2.8~F4まで非常に良好、F5.6~F8まで素晴らしく、F11は素晴らしいと言って良い領域で、F16は非常に良好、F22は回折現象でソフト描写になる

掲載されているMTFチャートを見る限りF2.8~F16まで常用域で、ピークはF5.6~F8といった感じでしょうか。色収差(CA)チャートも掲載し、かなり制御されている事が伺え、特に中央部はほとんど無いと判断しています。周辺部は、中央部より高いですがそれでも0.5pxを下回っており色収差が問題になる事はない模様。

マクロレンズで重要になってくる歪曲も-0.09%の樽型歪曲しかなく、ほぼゼロと言って良いレベルとのこと。フレア耐性も高く評価していて、レンズに光が入ってくるシーンでもコントラストはわずかに低下するのみで上手く制御しているそうです。ボケ味も滑らかで魅力的と評価しポートレートにも適していると、印象的なオールラウンド・パフォーマンスを発揮していると評価しています。