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シグマ「DG DN Sports を開発中」「ミラーレスは一眼レフから進化したものではない」

シグマが、商品企画部長 大曽根康裕氏が語る CP+2021「SIGMAのミラーレスレンズ開発」を公開しました。その中で「DG DN Sports レンズ」を開発中である事を明らかにしています。

DG DN Sports レンズ開発中

DG DN Sports

ここまでお話したレンズの中に「DG DN Spotrs」がありません。「Sports」は今シグマで開発中でございます。もう少しお時間をいただければと思います。

発表したばかりの「28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary」を中心にこれまでシグマがリリースしたDNレンズ群の特長とこだわりを分かり易く説明するプレゼンテーションで終盤(25:26)にまだ「DG DN Spotrs」をラインアップしていない事に触れ、現在開発中である事を明らかに。以前から噂されている「70-200mm F2.8 DG DN」でしょうか。ちなみにシグマが一眼レフ用でラインアップしているSportsは…

  • 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports
  • 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports
  • 120-300mm F2.8 DG OS HSM | Sports
  • 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Sports
  • 500mm F4 DG OS HSM | Sports

最初の「DG DN Spotrs」がどのようなレンズなのか楽しみです。

ミラーレスカメラは一眼レフから進化したものではない

レンズ

ミラーレスレンズ検討当初から携わっていた私の考えですが、ミラーレスカメラは一眼レフから進化したものではないと考えます。コンパクトデジタルカメラから進化したものではないかと考えます。コンデジのレンズが外れた、そんな感じですかね。システム的にはそういう考えで良いのではないかと考えています。このためのコンパクトデジタルカメラの機能・性能・作法みたいなものがミラーレスカメラにも引き継がれております。

ミラーレスカメラはイメージセンサーが小さい事による機能・性能をどうやって大きなセンサーと大きなレンズに対応していくか考えていかなければいけなかった。私はこれは難しいな…と当時は思いました。2008年から2018年の10年間は、ミラーレスカメラつまりイメージセンサーが小さい事に由来する機能や作法をどうやってフルサイズに持ち込むかという事を考え続けてきた10年ではないかと私は思います。

16:50あたりからミラーレスカメラは、一眼レフではなくコンパクトデジタルカメラから進化したものではないかという興味深い考えを披露。この説明を聞いてから「fp」を見ると、シグマ独自のものづくりが垣間見える気がします。

「16mm F1.4 DC DN | Contemporary」は一時期トップセラーに

DC DN

以前山木社長がAPS-C/MFT対応「DC DNレンズ」が好調な事を語った事がありますが、大曽根氏も好調である事を語り、その中で「16mm F1.4 DC DN | Contemporary」が数あるラインアップの中で一時期トップセラーだった事も明らかに。

28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary

28-70mm

一番時間を割いて話をしていたのが発表したばかりの「28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary」で開発背景から光学性能のこだわりをはじめ、個人的にシグマ独自の複合プラスチック TSCの話は大変興味深く感じました。

CP+2021関連動画は、期間限定のものがあるので興味のある方は今の内に観ておいた方が良いかもしれません。