シグマ 新レンズ3本を発表 新製品発表オンラインイベントまとめ
シグマが、オンライン新製品プレゼンテーション「SIGMA STAGE ONLINE」を開催し3本の新レンズ「50mm F2 DG DN | Contemporary」「17mm F4 DG DN | Contemporary」「23mm F1.4 DC DN | Contemporary」を発表しました。
「50mm F2 DG DN」と「17mm F4 DG DN」
- 50mm F2 DG DN … φ70mmx68mm、フィルター径φ58mm、質量350g
- 17mm F4 DG DN … φ64mmx48.8mm、フィルター径φ55mm、質量225g
「50mm F2 DG DN | Contemporary」は「50mm F1.4 DG DN | Art」よりコンパクトなシステムにしたい場合、F2は非常に良い選択肢ではないかと山木社長が解説。「17mm F4 DG DN | Contemporary」は、17mmのレンズでこれだけ小型という事はレンズを提供するメーカーにとって、これだけで存在感があり、お客様にお勧めしたいレンズとコメント。
両レンズは非常に軽量なレンズに仕上がっておりジンバル撮影用途も提案。ちなみに両レンズの対応マウントは、LマウントとEマウントとなっています。
両レンズは " Iシリーズ " のコンセプト通りオールメタルで出来ており、感触・精緻感・剛性感にこだわったレンズである事をアピール。シグマのノウハウが詰まった非常に良いレンズに仕上がっていると山木社長。" Iシリーズ " はシグマにとって作る悦びがあるレンズとのこと。
両レンズに同梱しているレンズフードは金属製で、レンズキャップはプラスチック製だけではなく、マグネット式メタルキャップも付属しているとのこと。シグマとして必要なモノは全て同梱している事も語っています。
両レンズの光学性能の説明に移り、MTFチャートを公開。すでに量産が開始されており、量産品1本1本が設計性能に近いカタチで生産されているそうです。山木社長は「1本1本渾身の力を込め、丁寧な配慮をもって作られている」と語っています。
サンプル画像を見ながら両レンズの仕上がり具合を説明しており、「50mm F2 DG DN」はF2であるがフルサイズ用レンズだけあって背景は凄くボケるとのこと。ボケ味も大変配慮して仕上げたレンズだそうです。" ゴーストバスターズ | ゴースト対策チーム " も非常に良い仕事をしてくれたと山木社長。
「17mm F4 DG DN」は、超広角焦点距離による " 新しいストリートフォト " のあり方を提案。光学性能が高い超広角レンズだけにストリートだけでなく風景写真用途も提案しています。登山やハイキング用途なども提案。
23mm F1.4 DC DN | Contemporary (APS-C)
4本目となる " DC DN F1.4 レンズ " の登場です。対応マウントは、Lマウント、Eマウント、Xマウントとのこと。高性能で小型軽量、お求めやすい価格である事が " DC DN レンズ " のコンセプトである事を説明。
- 23mm F1.4 DC DN … φ65.8mmx76.9mm、フィルター径φ52mm、質量340g
「23mm F1.4 DC DN」は非常にコンパクトなレンズであるが、ビルド・クオリティにこだわって作ったレンズとのこと。Iシリーズではないので所々エンジニア・プラスチックを採用しているが、きちっとした剛性感を出しており、ちゃんとした剛性感あるレンズに仕上げている事も解説しています。
「23mm F1.4 DC DN」も軽量なレンズに仕上がっているのでジンバル撮影用途を提案。
「23mm F1.4 DC DN」のMTFチャートを公開。中心から周辺まで高い光学性能である事をアピール。解像とコントラストが高いレンズに仕上がっているとのこと。山木社長は「このレンズの量産性能も高いレベルに仕上がっており、満足していただける製品に仕上がっていると考えている」と語っています。
発売日と希望小売価格(税込)
- 50mm F2 DG DN … 4月21日、110,000円
- 17mm F4 DG DN … 4月21日、97,900円
- 23mm F1.4 DC DN … 4月21日(Lマウント/Eマウント)、2023年夏(Xマウント)、71,500円
基本的に3本のレンズは2023年4月21(金)発売予定。ただしXマウント用「23mm F1.4 DC DN」だけは2023年夏発売予定となっています。3本のレンズは " Contemporary " だけに購入し易い価格帯な印象。