シグマ 山木社長 GFレンズの可能性を否定せず むしろ前向きな表現
米国 SIGMA Blogが、山木社長 Q&A 記事を掲載しました。富士フイルム GFレンズの可能性の質問に対して山木社長が興味深い発言をしています。一緒に見てみましょう。
Q : 富士フイルム GFシステムやより大きなセンサーを搭載する中判システム用の光学製品を造る事を検討していますか?
シグマのアンバサダーで司会進行役のシネマトグラファー Graham Sheldon氏が「分かりました、富士フイルムGFXシステムに関する今後のロードマップについての質問です。」と山木社長に質問を振り、山木社長は以下のようにコメントしています。
Yes, I do personally. My vision for the company’s future is to become the number one optics brand or “master of optics”. In order to become such a premium brand, we need to make such – really, really good lenses for that format. So, I would like to challenge. / はい、個人的にはそう思っています。会社の将来的な私の未来像は " No.1 光学ブランド " もしくは " マスター・オブ・オプティクス / 光学系の達人 " になる事です。そのようなプレミアムブランドになる為、我々はそのフォーマットのために本当に本当に良いレンズを造る必要があります。ですから私はチャレンジしたいと思っています。
山木社長が、前向きな表現でGFレンズについて語った事が確認できます。モノクロ製品の質問の箇所でfovenの解像力に触れながら、大型センサーを搭載する富士フイルム GFXシステムが細かいディテールで本当にリアルな画像を実現している事を説明し「So, I’d like to challenge / だからチャレンジしてみたい」と語っています。しかしニッチな製品になるのでCEOとして、セールスとマーケティングについて考える必要があると付け加えています。
他にも技術的に克服すべき問題はたくさんあるもののグローバルシャッターを搭載したfoveonセンサーの話、高品質レンズの開発が大変になってきた話、カラープロファイル、シネレンズなど興味深いQ&A記事(動画)となっています。あとフルサイズ対応 Zレンズ/RFレンズに関しては、明言を避けています。
Q&A動画は、Blackmagic Cinema Camera 6K + SIGMA 28-45mm F1.8 DG DN | Art で撮影した模様。