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シグマ SD1 Merill は、スタジオカメラマンであれば一度手に取ってみても良いカメラ

Photography Blog が、シグマ SD1 Merrill のレビューとサンプル画像を掲載しています。SD1 Merillは、ISO高感度耐性は低いものの、色再現性も良いし、リアルな描写で、スタジオカメラマンであれば、一度手に取ってみると良いと評価しています。

シグマ SD1 Merrillで撮影したサンプル画像
  • シグマ SD1 Merillは、Foveonの父 リチャード・B・メリルの名が刻まれたフラッグシップ機である
  • おそらくこのSD1 Mを購入するユーザーは、Foveonセンサーについて熟知している方だろう
  • フォーカス性能は良くてHSMレンズを使用していれば、フォーカスは正確でAFは充分速度である
  • FnボタンやQSボタンも採用されているが、ライブビューが採用されていないのが痛い
  • しかも動画機能も搭載されていないのだ
  • 最近のファッションカメラマンは、動画を撮影する仕事も増えているので、シグマはビジネス・チャンスを逃している
  • ボディはマグネシウム合金で頑丈で防塵防滴
  • 画像サイズは巨大なので、速度の速いメモリーカードを使うのをお勧めする
  • 焦点を合わせてシャッターを切って撮り終わるのに2.5秒かかる (メディアへの書き込み時間も含まれている?)
  • 焦点とシャッターラグの時間差は、0.07秒
  • 色味の仕上げは素晴らしくて、パンチが効いていながらリアルな描画を保持している
  • 原色の色再現性も良いし、微妙な色の出方も良い
  • ディテール豊かでシャープな描画
  • 測光はちょっとクセがあって、早朝や夕方は問題ないのだが、日中の強い光のシーンでシルエットになって黒潰れしやすいように感じる
  • ISO100ではノイズは存在しない
  • ISO400からノイズが少し出始めて、ISO800でノイズがうるさく感じ始める
  • ISO1600で紫と緑のカラーノイズが出現し、ISO3200ではディテールがぼやけはじめる
  • ISO6400は絶望的に使えない
  • はっきり言ってISO高感度耐性は、貧弱である
  • SD1 Mは、手に取った瞬間、嬉しくなっちゃう技量を感じるデジタル一眼レフ
  • 人肌の描画のリアルさが素晴らしいだけに、ISO高感度耐性が低いのはとても残念
  • もしあなたがスタジオカメラマンで、圧倒的なファイルサイズで、高品質な描画で、ブランドに左右されないユーザーであれば、このSD1 Merillを手に取るべきだ

まあもともとFoveon 三層センサーはもともと高感度は強くない性格の撮像素子ですから、ISO高感度耐性が低いのはしょうがないところでしょうか…^^; この辺は、今後の進化に期待ですね。

初代SD1が登場した時から、サンプル画像でもスタジオ撮りの描画には圧倒されましたから、このレビューでもスタジオカメラマン向きなデジタル一眼レフと評価しています。

このSD1 Merillで価格も一気に下がりましたから、写真愛好家にも手が届くカメラで、潜在的に興味があるユーザーは多いのではないでしょうか♪