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ソニー 500mm F4 G SSM は、DxOMarkでは結果を導き出せない大口径超望遠レンズ

DxOMark が、ソニーの受注生産 大口径超望遠レンズ 500mm F4 G SSM (SAL500F40G) のレビューとスコアを掲載しています。理由は分かりませんが、スコア的にそれ程伸びを感じない結果に終わっている模様です。

DxOMarkのソニー 500mm F4 G SSMのスコア
  • 500mm F4 G SSMは、プロ写真家や裕福な写真愛好家をターゲットにしたニコンとキヤノンに対抗する意思を感じる大口径超望遠レンズである
  • 2400万画素センサーが搭載されたα900でテストを行っているが、総合スコアが "20" と我々が思っていたより低い値の結果となってしまった
  • 個別の検査項目を見てみると、解像度(シャープネス)は16p-Mpixと思った程の伸びがないのだ
  • しかしα900でテストを行っているので、このα900に内蔵されているセンサーより効率の良いカメラ(α99?)を使用すればスコアが向上する可能性はある
  • 解像度は低い結果に終わってしまったが、F4の時点で周辺まで均一な画質で、中央とコーナーの差が1%未満の差しかなく安定している描画なのだ
  • 僅かな糸巻歪曲があるが気付かないレベルで、周辺減光も色収差も良く抑えられている
  • キヤノン EF300mm F2.8 IS II USM の解像度は28p-Mpixで、ソニー 500mm F4 G SSM の16p-Mpixを遥かに越える解像度を叩き出している(20%の差)
  • …が、古いEF300mm F4L IS USM と比べた場合、500 mm F4 G SSMの方が解像度(シャープネス)・透過性(トランスミッション)共に上回る
  • 価格を見てもキヤノン EF500mm F4 L IS II USMよりも高価なのだ
  • スコア的に解像度(シャープネス)の切れ味が振るわないが、実際ソニーのフルサイズ機で使ってみると許容範囲に感じる
  • 透過性(トランスミッション)も4.3TStopでちょっと残念
  • しかしソニーのレンズラインアップで500mmレンズはこの1本しかないので、選択肢はこの500mm F4 G SSMだけなのである

数値的に「あれっ?」って結果に終わっていますが、テストに使用しているカメラがα900で、比較しているレンズが300mmレンズなので、元記事のユーザーコメントで「なぜα99を使用していないのか? レンズ比較も300mmレンズと比べていてるので、これはリンゴとオレンジを比べているようなもの」とか、「何故5年前に生産終了となったα900を使用しているのか?」とちょっと疑問を呈したコメントが書き込まれているようです。

この元記事にも比較・結果を導き出すのに難しいテスト結果で比較対象にはならないスコアだとコメントしていますから、ひとつの数値として見ておいた方が良さそうな感じです。