ソニー E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS は、高倍率ズームレンズとして上々な光学性能
ePHOTOzine が、ソニー Eマウント 高倍率ズームレンズ E PZ 18-200mm F3.5-6.3 OSS のレビューとサンプル画像を掲載しています。電動ズームと光学式手ブレ補正機能の採用で動画撮影に最適化されたレンズで、高倍率ズームレンズとして光学性能も上々だと評価しています。
- 18-200mm F3.5-6.3は、NEX用の11.1倍になる高倍率ズームレンズである
- 35mm換算で27-300mmの焦点距離で、サーボモーターで動画撮影に最適化されていて静かなズームを実現している
- 力強さを感じるボディデザインで、レンズも大きく649gと重めだが、NEXの深めのグリップの恩恵でしっかりバランス良く持てるのだ
- AFは、暗いシーン以外では高速かつ正確
- マニュアルフォーカスリングとズームリングは、心地よいフィーリング
- 電動ズームは速度調節が可能で、光学式手ブレ補正機能も搭載されていて200mmでも1/20秒で撮影可能である
- 18mmは、開放ですでにシャープな解像度を実現していてF5.6まで絞れば全体がシャープになる
- 70mmは、中央部分はまだシャープな切れ味があり、周辺も透明感を維持していて、F8まで絞れば全体がシャープになる
- 一般的に高倍率ズームレンズは望遠側になればなるほど、切れ味が急激に落ちる傾向にあるのだが、このレンズは200mmでも中央部分の切れ味は落ちることが無い
- しかも周辺の透明感も良好で、中央部分はF8まで絞ればピークに達する
- 色収差は、高倍率ズームレンズとしてはよく制御されていて、ズームの中間域までは無視できるレベルだが、200mmになると目立つ時があるかもしれない
- 周辺減光は18mmの時が顕著で樽型歪みが4.01%で直線を意識した構図だと目立つかもしれない
- 200mmになると0.589%と樽型歪みは軽度になる
- まあ画像編集ソフトで補正可能なレベルでもある
- フードが無くてもフレアやゴースト耐性が高く、良好なコントラスト保持するレンズだ
- 価格が高いプレミアムレンズだが、最高の画質や便利な機能(高倍率・電動ズーム・手ブレ補正など)を求めるなら候補に挙げて良いレンズになると思う
- ただし半分ぐらいの価格のタムロン 18-200mm があるのも忘れずに
- やはりこのレンズのセールスポイントは、サーボズームによって動画撮影に最適化されている事である
このレンズを購入されるユーザーさんは、動画撮影を視野に入れていると思いますからスペック通りの性能を発揮する高倍率ズームレンズに仕上がっていることを感じさせてくれるレビューとなっています。やはりネックになるのは価格で、種類的になかなか価格が下がりにくいレンズかもかもしれませんね。
動画だけでなく、静止画においても高倍率ズームレンズとしては上々の光学性能のようですから静止画・動画両方撮影される方にとっては魅力的なレンズかもしれません。