DxOMarkが、ソニー α6000のセンサースコアを公開
DxOMarkが、ソニー Eマウント APS-C機 α6000のセンサースコアとレビューを掲載しています。大きな進化はないようですが、順当に進化したセンサー性能で価格的にもこのクラスのカメラの中で有望な機種のようです。
- ソニー α6000は、NEX-6の後継機といえる(αブランドになった)改名機種で、進化した像面位相差AFを採用した2400万画素 APS-C センサーを搭載している
- α6000の総合スコアは、" 82 " で非常にパフォーマンスが高い数値で、APS-C対抗機に引けを取らない最高のパフォーマンスを発揮している
- 総合ランクで24位だが、フルサイズセンサーとの差は明確である
- 同社のα99やα7に搭載されている2400万画素フルサイズセンサーの総合スコアは、" 90 " に達しているのだ
- フルサイズセンサーの方が、色深度、ダイナミックレンジ、ISO高感度耐性は良好であるが、このα6000の2400万画素 APS-C センサーは全体的に良好なパフォーマンスである
- 1600万画素センサー搭載 NEX-6 と 2400万画素センサー搭載 NEX-7 と比べると、この新型センサーは、所々改善されその分パフォーマンスが向上している事が分かる
- 色深度とダイナミックレンジは3機種ともに近い値であるが、ISO高感度耐性は1/3段改善している
- ソニーα6000はNEXからαブランドに再配置された新機種で、NEX7や多かれ少なかれNEX-6よりも改善されたセンサーを搭載し、魅力的な機種に仕上がっている
- 内蔵EVFの解像度が下がったことは少し残念に思うが、649ドルとお買い得な価格設定
- Eマウント純正レンズでテストしただけであるが、このクラスのカメラで明らかに有望な機種のようだ
このα6000は、ファストハイブリッドAFの進化が売りのカメラで、画質を犠牲にすることなくセンサーほぼ前面に179点像面位相差AFセンサーが組み込まれ、0.06秒のAFスピードを実現し、追尾AFも進化しているミラーレス機なので、このセンサースコアを達成している事は順当な進化と言えるのではないでしょうか。
メディアによっては、NEX-6後継機として書かれたり、NEX-7後継機として書かれたりしていますが、性能的に暫定フラッグシップ機と言って良いような気がします。でもボディ自体はフラッグシップとしては物足りない感じもしますから、2015年以降にα6000より上の機種が登場しても面白いかな~と思います。