ソニー サイバーショット RX100 M3 を触ってきました♪
銀座のソニービルで先行展示されている1インチセンサー搭載コンパクトデジタルカメラ サイバーショット RX100 M3 / RX1000 III を少しの時間だけでしたが触ってきました。第一印象は仕上がり具合は良くて、良い意味で大人のおもちゃという感じでしょうか。
RX100 IIのサイズが 101.6 x 58.1 x 38.3mm、RX100 IIIのサイズが 101.6 x 58.1 x 41.0 mm なので幅と奥行きが同じで、今回はフラッシュを省く事無くポップアップEVFも内蔵しているだけにほんと小さく感じて、上手くまとめているな~と関心してしまいました。ボディ自体はこれまでのRX100シリーズ同様にアルミニウムボディで綺麗な仕上がりになっています。
手にするとRX100 IIよりもわずか9g重たくなっただけなので、相変わらず軽量ボディでジャケットやコートのポケットそしてバッグに入れていても気にならないのではないでしょうか。まあ逆にこのサイズである程度ズッシリした方が高級感は増すかもしれませんが。
そして本体をONにして使ってみると、気なったネガティブな点はあまり無かったんです。メニュー周りや設定関連でモタモタするような感じは無かったし、AFもこの手のコンデジとしては一般的な速度だと思うし、気になっていたEVFは小さいですが、おまけで付いている感じはせずに使えそうな予感。チルト式液晶もたわみを感じませんでした。
先行展示でハンズオンは1回5分になっていたので、何度か触って計15分ぐらいしかハンズオンしていないので何とも言えませんが、新開発の ZEISS バリオ・ゾナーT*レンズ 24-70mm F1.8-2.8 と 描画エンジン BIONZ X の組み合わせ良いかも。テレ端のF値がF2.8なので、室内でもF値を気にする事無く撮影出来たので、フィールドに出て色々撮りに出かければ、さらにこのレンズの良さを実感出来るのかな~と想像してしまいました。カメラ内補正はしていると思いますが、使い易そうなレンズな印象です。しいて言えば、パワーズームはあまり自分に合っていないかも。
そして目玉のひとつでもある内蔵されているポップアップEVFなんですが、これオフィシャルにも使い方が掲載されていて、ちょっとギミック的な儀式が必要なんです。左サイドにあるFINDERレバーを下に引くとEVFが飛び出るのですが、そのままでは使えないんです。手間に引き出して上面に引っ掛ける感じにして初めてEVFを使用可能になります。引き出していない状態でEVFを覗いてみるとボケボケで使い物になりません。引き出すことによって誤って仕舞ってしまう事はなくなります。
あと本体電源ONのまま飛び出たEVFを本体に仕舞うと、連動してレンズも引っ込み電源もOFFになりました。この設定がカスタマイズ出来て、EVFを仕舞っても本体をONのままに出来るのかどうか不明です。聞こうと思ったら周りにスタッフさんがいなくて聞けませんでした…^^;
そしてチルト式液晶パネルなんですが、小さいボディだけに最初ちょっと華奢な感じもしましたが、たわむことなく使えました。ただ開いている時に落としたり、ぶつけたりするのは禁物かも。個人的にタッチパネルでは無いのが残念ですが、液晶自体はコントラストが高くて、色乗りも良いので、自宅のPC/Macでノングレア液晶を使われているユーザーさんだと描画の差を感じるかも。
使い勝手は従来のRX100シリーズを引き継いでいるので、デジタル一眼ライクなマニュアル操作も可能で、幅広いユーザーに受け入れられるハイエンドコンデジに感じました。実際の描画や、レンズの素養、ISO高感度耐性は、今後メディアや国内外の写真家によるレビューも色々登場してくると思いますから楽しみです。