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DxOMarkが、ソニー サイバーショット RX100 IV センサースコアを公開

DxOMarkが、ソニーの1インチセンサー搭載4K対応プレミアムコンパクト機 サイバーショット RX100 IV | DSC-RX100M4 のセンサースコアとレビューを掲載しています。総合スコアは " 70 " で、マイクロフォーサーズセンサーやAPS-Cセンサーと肩を並べるスコアを叩き出しているようです。

ソニー サイバーショット RX100 IV センサースコア

総合スコアは " 70 " で1インチセンサーとして見れば非常に優秀なパフォーマンスを発揮していて、色深度は " 22.9 bits " で、比較的 低ISO時のクロマノイズ(輝度ノイズ)を制御していて、ダイナミックレンジは ベースISO時 " 12.6 Evs " と広い値を指していると評価しています。

今回RX100 IVが搭載している2000万画素1インチセンサーは " 裏面照射型 " ですが、その効果はスコアにも現れているようで、マイクロフォーサーズセンサーやAPS-Cセンサーに肩を並べるパフォーマンスで、DxOMarkのデータベース上 116位にランクし、キヤノン EOS 7D Mark IIキヤノン EOS 8000D (海外名 : EOS Rebel T6s | EOS 760D)と同じ総合スコアであると、この1インチセンサーの性能の高さをコメントしています。

RX100 II と RX100 III と比べてみると、大きな差はないものの、ISO感度全域でダイナミックレンジが改善されているそうです。※元記事の比較グラフを見ると確認できます。

同じ1インチセンサーを搭載するキヤノン PowerShot G7 Xを比べるとRX100 IVと匹敵する高パフォーマンスで、PowerShot G7 Xの総合スコアは " 71 " で1ポイント高いものの無視できるレベルで、このセンサー性能は実質的に見分けは付かないとのこと。※PowerShot G7 Xの1インチセンサーは、ソニー製と言われています。

そしてレンズ交換式1インチセンサーミラーレス機 Nikon 1 J5 と比べてみると、Nikon 1 J5 はそれほど離されたスコアではないと健闘している事を伝えていますが、ソニーの積層型センサー技術による、ノイズ、ダイナミックレンジ、ISO高感度耐性の向上がこのわずかな差になっていると分析しています。

加えて4Kに対応し、フルHDの性能も向上し、さらにスーパースローモーションムービーに対応した事も評価していて、この技術がさらに大きなセンサーにも採用される事に期待してレビューを締めています。