東芝が、ソニーに画像用半導体事業を売却へ 事実上の撤退
日本経済新聞が、東芝が " 画像用半導体事業 " をソニーに売却する最終調整に入ったと伝えています。売却額は200億円規模で、製造設備・一部の人員・顧客を引き継ぐようです。東芝はこの売却で事実上の " センサー事業撤退 " になるとのこと。
- 東芝はスマートフォンなどに使う画像用半導体事業をソニーに売却する最終調整に入った
- 売却額は200億円規模とみられ、大分工場の一部をソニーに譲る
- 半導体を中心とする電子デバイス事業全体の利益のほとんどはNAND型フラッシュメモリーで、画像センサーを含む システムLSI(大規模集積回路)や単機能半導体(ディスクリート)は低収益が続いていた
- ソニーは製造設備や人員の一部を取得するほか、自動車やカメラメーカーなど既存顧客との取引を継承
- 東芝は事実上、画像センサー事業から撤退する
東芝の例の不祥事もあり低収益事業のリストラを急ぎ、構造改革を進めるようです。東芝は、スマートフォンだけでななく、カメラ(デジタル一眼)用のセンサーも供給していて確かニコンのデジタル一眼レフでも採用されていた記憶が。東芝絡みでいえば、先日ウエスタンデジタルがサンディスクを190億ドル(2兆2800億円) で買収するニュースもサプライズでした。
ソニーの半導体事業(イメージセンサー)は好調で、かなりの投資も行っていますが、これでさらにソニーがこの市場のシェアを占めていきそうな感じです。