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ソニー UMC-S3CA がどのようなカメラであるのか分かる2つの記事(動画)

NAB 2017が閉幕し会場で(開発)発表や先行展示されたまだ詳細が明らかになっていない新型機も様々な記事や動画で基本的なところが分かってくるようになりました。ソニーが発表した高感度業務用4K対応ビデオカメラ「UMC-S3CA」もcinema 5D JPの記事(動画)とPRONEWSが公開したソニースタッフによる解説動画「[NAB2017]Sonyブース」でどのようなカメラに仕上がっているのか基本的なところが分かります。

cimema5D JPの記事「ソニーがS3CAを発表 - α7SIIベースの特殊用途機」で、α7S IIと同じセンサーを搭載しISO高感度耐性の高いカメラで、α7S IIは連続撮影時間に制限があるもののこのS3CAは無制限連続撮影が可能。ファインダーやボタン類は省かれ、業務用だけにオペレーターが操作する仕様である事が分かる記事となっています。VR/360°撮影用に10台のカメラをリグに組み込んだ画像と共にマルチカメラ的な用途も解説していますが、PRONEWSが公開している動画の方がより詳しく説明しています。

冒頭で9月発売予定と語り、新たに搭載したゲンロック機能により精度の高い同期が可能で、LIVE放送やVR制作を視野に入れたカメラである事が分かります。小型軽量(390g)、ISO高感度耐性の高いフルサイズセンサーを搭載、4K動画、Eマウントレンズ使用可能、ゲンロック機能を搭載した事をアピールした内容。VR/360°撮影用に10台のカメラを組み込んだVR撮影用のリグを紹介し、会場ではこれで撮影した360°映像が公開されていた模様。個人的にマルチアングルカメラとしての新しい用途が印象に残りました。

ちなみにソニーのNAB 2016に向けたプレスリリースでは…

昨年発売した超高感度小型業務用4K対応ビデオカメラ『UMC-S3C』に、新たに複数台カメラの同時運用や外部同期を可能とするゲンロック機能を加えた新機種『UMC-S3CA』を発売します。多地点からの同時撮影やライブ制作用システム等への組み込みも容易で、VR映像制作にも活用でき、多目的の用途で活用いただけます。ブースでは本商品で撮影したVRコンテンツやマルチアングルの撮影実例も展示します。※プレスリリース

…と掲載されていて、今後9月の発売に向けて詳細な情報やサンプル動画なども公開されるのかもしれません。ちなみに6月にCine Gear Expoが開催されます。