ホーム > カメラニュース 2017 > ソニー E PZ 18-110mm F4 G OSS は、価格に関わらずかなりお勧めレンズ

ソニー E PZ 18-110mm F4 G OSS は、価格に関わらずかなりお勧めレンズ

ePHOTOzineが、ソニー Eマウント APS-C対応 電動ズームレンズ E PZ 18-110mm F4 G OSS | SELP18110G レビューとサンプル画像を掲載しました。非常に高価なレンズで静止画も撮影できるが、4K動画撮影を前提に設計されたレンズで、夢のような使い心地を実現し、価格に関わらずかなりお勧めであると評価しています。

E PZ 18-110mm F4 G OSSの長所は…

  • 全体を通して素晴らしいシャープネス
  • 非常に高品質な造り
  • 多くの機能がカスタマイズ可能
  • フレア耐性がかなり高い
  • 中央部の色収差(CA)は、非常に低く制御されている
  • かなりスムーズな操作感
  • 非常に効果のあるレンズフード
  • 動画撮影用だけあって無音操作が可能
  • 4K動画撮影前提に設計されている
  • 素晴らしい人間工学

E PZ 18-110mm F4 G OSSの短所は…

  • 価格が非常に高い
  • 周辺部分の色収差(CA)が目立つ
  • 明らかに歪曲がある

4.5星を獲得し " かなりお勧めレンズ " に選出されています。静止画をはじめ4K動画撮影に最適で素晴らしく(豪華で)汎用性が高い選択肢になり得るレンズだと選出理由を挙げています。

価格的(日本における希望小売価格 444,000円+税)にもAPS-C 静止画用レンズとしてみればかなり高額で、動画レンズ価格であると価格設定と立ち位置を説明しています。静止画・動画ともに2つの世界が求める基準に応えたレンズであるが、静止画のみの使用だと非常に高い選択になり得るとコメントしています。

そうは言っても非常に良く出来たレンズで、非常に汎用性が高く、目的に合わせてカスタマイズ(設定)可能で、夢のような使い心地であると評価しています。価格に関わらず、かなりお勧めと結論付けています。

MFTチャートが掲載されていて…

  • 18mm 中央部 … F4~F11まで素晴らしく、F16で非常に良好、F22のみソフト描写
  • 18mm 周辺部 … F4~F8まで素晴らしく、F11は非常に良好、F16は良好、F22でソフト描写
  • 35mm 中央部/周辺部 … ともにF4~F11まで素晴らしく、F11で非常に良好、F22のみソフト描写
  • 70mm 中央部 … F4~F11まで素晴らしく、F16で非常に良好、F22でソフト描写
  • 70mm 周辺部 … F4は良好、F5.6が非常に良好、F8が素晴らしく、F11~F16が非常に良好、F22でソフト描写
  • 110mm 中央部 … F4は非常に良好、F5.6~F11が素晴らしく、F16が非常に良好、F22はソフト描写
  • 110mm 周辺部 … F4はソフト描写、F5.6は良好、F8は非常に良好、F11は良好、F16~F22はかなりソフト描写

全体的なシャープネス性能は高く、110mmの周辺部は(F値によって)ソフト描写が目立つようですが、ポートレートであれば役立つかもしれないとのこと。色収差(CA)チャートも掲載されていて、中心部は非常に低いレベルに制御されているが、周辺部は明るい光などの対してフリンジが出易いようで、図を見ても18mm時と110mm時における中央部と周辺部の差を感じます。

歪曲は、18mm -3.64% 樽型歪曲、35mm +1.74% 糸巻型歪曲、70mm +2.02% 糸巻型歪曲、110mm +2.07% 糸巻型歪曲があるとのこと。フレア耐性は非常に高く問題は見当たらないと高評価。ボケ味は、STFレンズの領域ではないが、心地良いボケ味で魅力的な模様。